

掲載日:2009年02月19日 試乗インプレ・レビュー
構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
400ccクラスは、日本国内において過不足を感じさせないカテゴリだ。リッターオーバーのマシンが絞りだす圧倒的なハイパワーは、時速100km制限の高速道路でも持て余してしまうし、かといって250ccではシチュエーションによって力不足を感じてしまう。比較的取得の容易な普通二輪免許で乗れる最大排気量=400ccのバイクは、もしかすると日本の国情に最も合致したものなのかもしれない。今回試乗したスーパーボルドールはそんな感想を抱かせる1台で、欠点を思いつかないというのが正直なところだ。「所詮ヨンヒャク」とか「排気ガス規制後だからパワーが…」などという既成概念は、このモデルに関しては捨てた方が良いだろう。スーパーボルドールは、ジャパニーズ・モーターサイクルの一つの完成形と言ってもいい存在だ。これから初めてバイクに乗る人も、今までバイクを乗り継いできたベテランも、機会があれば一度このバイクにまたり、走りの実力を体感してみて欲しい。それだけの価値がある、今もっとも乗って欲しい1台だ。
高速走行に効果的なハーフカウル。ヘッドライトはマルチリフレクタータイプだ。
アナログの2眼メーターと液晶を組み合わせたメーター。視認性は高い。
シートは高密度のウレタンを使用しており、適度な硬さを保持している。
環境基準に適合した新設計「HYPER VTEC Revo」エンジンを搭載。
前後連動ブレーキとABSを組み合わせた、安全性の高いコンバインドABSを採用。
キャタライザーを内蔵したステンレスマフラー。アイドリング時の静粛性が高い。
プリロード調整が可能なリアサス。取り付けボルトは荷掛けフックを兼用している。
シート下には収納スペースが設置されているほか、U字ロック収納場所も用意。
足つき性のよさもスーパーボルドールの美点。今回のモデルの身長は173cmだ。
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