カワサキ ZRX1200DAEG
カワサキ ZRX1200DAEG
遊べるネイキッド。ZRXのDNAは不変だ

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
写真/磯部孝夫
取材協力/カワサキモータースジャパン

カワサキ ZRX1200DAEG – ZRXのDNAは不変

掲載日:2009年02月02日 試乗インプレ・レビュー    

カワサキ ZRX1200DAEGの詳細

カワサキ ZRX1200DAEGの画像

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フロントフェイスは、基本的にZRX1200Rと同じモチーフを用いながらエッジを効かせた仕上がり。あくまでローソンレプリカイメージだった前モデル寄りの主張が感じられるデザインだ。

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前モデルが70年代カワサキ車を思わせる左右対称2連メーターだったのに対し、メーターパネル自体がオフセットし、タコメーターがややセンター寄りにマウントされ、スポーティな印象となっている。

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トップブリッジの位置が前モデルより低い位置にあるにも関わらず、高めのハンドルマウントを採用することで、ポジション的には前モデルと同等のハンドル位置に設定されている。

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フューエルインジェクションシステムの一部である、高圧燃料ポンプをタンク内に装備するインタンク式を採用したためか、前モデルより若干上部が盛り上がっているガソリンタンク。

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プレーンなシートは表皮デザインが異なるが、基本的には同様の形状で引き継がれている。ちなみにマウント部分も同じ。これは、前モデル用の社外パーツもそのまま使えるように、という配慮だ。

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コンパクトなLEDランプを装備すると同時に、細身でスタイリッシュな仕上がりとなったテール周り。デザイン的にはどことなくスーパースポーツモデルのような仕上がりだ。

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10本スポークのホイールは、ZZR1400と同様のデザイン。従来モデルの3本スポークに比べるとシャープな印象。ブレーキディスクはジャイロ効果の減少にも効果があるペータルディスク。

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前モデルに比べ、冷却性能を16%強化しつつ340g軽量化したラジエターは、上下方向を20mm、コア厚を3mm短縮してコンパクト化。フィンピッチを密にして冷却性能を向上させている。

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同一ボア×ストロークでありながら、前モデル比で15ps、0.6kg-mのパワーアップを果たしたエンジン。良好なパワーフィーリングと低中速域での加速性能を確保しつつ環境対策も万全。

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前モデルでは、φ36mmキャブレターを採用していたのに対し、DAEGはφ34mmと口径を絞ったインジェクションボディを採用。口径に合わせて吸気バルブも若干小径化されている。

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シートを外すと、前モデルより若干容積が少ないユーティリティスペースが現れる。カワサキらしく実用性を損なわない範囲だが、機能優先のDAEGの割り切りが現れている部分でもある。

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リヤショックには2ステージスプリングを採用。入力が小さいときはしなやかな動き、高荷重時にはしっかりと踏ん張る特性になっている。ちなみに前モデルよりレイダウンされている。

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インジェクション化にともなってO2センサーを装備したエキゾーストシステムは、2次エア導入を負圧式からソレノイドバルブ方式に変更し、環境対策のために、より緻密な制御を可能にしている。

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DAEGのルーン文字は向かい合う三角形。この見慣れない文字が、今後メジャーになっていくのかはどう受け入れられるかによる。カワサキでは以前ネイキッドと言う言葉を生み出している。

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特徴であるビキニカウルの部分はZRXらしさを残しながら大きく形状が変わっている。ライト下の部分にニンジャのモチーフを用いるなど、カワサキファンがニヤリとする部分を見つけられる。今回発売されたのは全3色。

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