

掲載日:2008年03月11日 試乗インプレ・レビュー
Breva750は、これからモト・グッツィというバイクに乗ってみたいというビギナーだけでなく、昔バイクに乗っていて、ようやく余裕もできたから久しぶりにバイクに乗ってみるか、という年配のリターンライダーにもオススメしたい。若い頃に比べて落ちている体力に大きなフルサイズの外車は持て余す、と敬遠しがちなリターンライダーにとって、Breva750の大きさ感、扱いやすさはピッタリ。また、エンジンや駆動系を全面刷新したV1100シリーズに、昔のモト・グッツィらしさを求めるとちょっと物足りなさを感じるという年齢層のライダーに、このBreva750のフィーリングはどことなく共感できるものがあるはずだ。
僕の所有するバイクも750ccで、当時フルサイズの1000ccに対しては弟分的な位置付けだっただけに、今回のBreva750に対して同じく弟分という立場でとても興味があった。おおよそ、多くの人がミドルレンジのモデルというと、廉価版、ベーシックモデルと、フルサイズモデルに対して、どこか“足りなさ”をイメージしがち。確かにカタログスペックや装備の面では見劣りする部分もあるのは事実。しかしそれが気にならないくらい、実は兄貴分とは違ったキャラクターを持っていて、それが自分の感覚にマッチすれば、とても頼もしい相棒になるというのを、僕は自分のバイクで実感していた。Breva750は確かに、排気量やサイズこそV1100シリーズに対して小さくなってはいるが、その乗り味やキャラクターを正当に評価すれば単なる廉価版にとどまらない魅力にあふれたモデルだと言える。
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