モトグッツィ Breva750
モトグッツィ Breva750

モトグッツィ Breva750 – 400cc並の軽量&コンパクトさ

掲載日:2008年03月11日 試乗インプレ・レビュー    

モトグッツィ Breva750の試乗インプレッション

モトグッツィ Breva750 の画像

街中を快適に駆け抜けられる
逞しいトルクを持つエンジン

Breva750にまたがってまず感じたのは、思っていた以上にコンパクトだったということ。思わず「エッ、400cc!?」と口から出てしまったくらい小さかったのである。何より好印象だったのが、790mmというシート高。小柄な僕でも両足のつま先を地面に付けることができる。そして、眼下のタンクはしっかり肩が落とされていて、国産の250ccから400ccネイキッドのようなボリューム感。以前乗ったV1100系の1200Sportが、たっぷりとしたタンクのボリューム感にちょっと不安なくらいの足付き性だったことを考えると、同じBrevaの兄弟とは思えないほどの違いだった。また、トップブリッジにクランプされるバーハンドルは、今どきのバイクにしては幅が狭く、その点でも小柄なライダーにムリなポジションを強いることはない。182kgの車重も、街中でパーキングロットから引き出したり、ちょっと歩道を押したりするのにも苦にならない重さだ。これなら、週末のツーリングだけでなく、街中でも気負うことなく乗れるだろう。

モトグッツィ Breva750 の画像

このキャラクターを生かして都内を走り回ってみた。まず感じたのは国産400ccネイキッドのボリュームながら、エンジンは750ccクラスのV型2気筒だということ。最高出力こそ50ps弱と4気筒の国産400ccネイキッドに劣るくらいではあるが、一方トルクは5kg-m超をわずか3600回転で発生する。街中では2000回転から3000回転あたりを使って、「ドリュリュリュ」と2本出しマフラーが奏でるサウンドを楽しみながら走るのが一番気持ちいい。というか、普通に走る分には、ほとんどこのあたりの低い回転数でまったくストレスなく走れてしまうのである。このトルク感はゆっくり走るようなシチュエーションではとても有効だった。たまたま首都高が渋滞していたのだが、幅の狭いハンドルとコンパクトな車体にたくましい低速トルクの恩恵をここで感じることができた。もちろん7000回転からのイエロー、8000回転からのレッドゾーンあたりまで引っ張れば、750ccクラスらしいエネルギッシュな加速感を味わえる。しかし、高速道路の巡航では、V1100シリーズのような大きなマスがビシッと飛んでいくような感覚はこのBreva750にはあまり感じられなかった。コンパクトなマスがライダーの意志に敏感に反応するようなキャラクターで、街中を小気味よく走り回るのにちょうどいい。こうしたどちらかというと実用的なキャラは、モト・グッツィのVツインモデルが最初に白バイとして登場したことからも納得ができた。

モトグッツィ Breva750のオススメポイントは次ページにて

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

愛車を売却して乗換しませんか?

2つの売却方法から選択可能!

方法1.オークション

出品前買取相場が分かる!
3000社の中から最高入札店のみとやり取りで完結。

方法2.買取一括査定

業界最大級の加盟店数!
最大12社一括査定
愛車が高く売れるチャンス

メーカー

郵便番号

タグで検索