

掲載日:2007年09月26日 試乗インプレ・レビュー
構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
ここ最近、スーパースポーツのハイスペック化はものすごい。さかのぼれば1990年代前半、ホンダから発売された「CB900RR」から始まるこの競争は、いまや国内四大メーカーが凌ぎを削る舞台となった。2~3年サイクルで前モデルを上回るモデルが次々と投入されているのだ。今、各メーカーで共通するルールは4気筒かつ1000ccクラス。ここ数年は世界最高峰レースともいえるmotoGPの4サイクル化によって、さらに技術の進化が激しくなり、サーキットで培われた技術のフィードバックも多くますます先鋭化しつつある。
今回試乗する「ZX-10R」は、1000ccクラスのスーパーバイクたちが集うこの強烈な戦場に最後発で参戦したモデル。カタログスペックだけをみてもパワーウエイトレシオ、つまり1馬力あたりの重量が1を切ってしまうという、まさにレーシングスペックと言ってしまえるハイスペックな1台だ。170馬力を超えるエンジン出力と、一昔の250ccなみの軽量な車体、そして用いられる数々のスペシャルな装備たち。カワサキの最新技術と意地がこめられた新しいライムグリーンの戦闘機は、どれほどのパフォーマンスを見せてくれるのだろうか?
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