

掲載日:2007年05月02日 試乗インプレ・レビュー
フロントにはハーフカウルを装着し、エッジを基調としたシャープなデザインは個性的。ヘッドランプは60/55W H4ハロゲンバルブのデュアルマルチリフレクター式を採用。戦闘的なフロントマスクが、マシンのポテンシャルを主張しているようだ。黒のアルミ製フレームは、三角形を基本にして組んだトラス構造。そこに搭載するコンパクトかつスリムな995cc水冷DOHC4バルブ90°Vツインエンジンは、ビックボア(98mm)×ショートストローク(66mm)で、低回転域でのトルク感と高回転域までのスムーズで滑らかなパワーフィーリングを両立している。フューエルインジェクションとの組み合わせにより、リニアでスムーズなスロットルレスポンスを生み出し、さらにアルミ合金製シリンダーやアルミ鍛造ピストンなどを採用することで、軽量化も図られている。フルアジャスタブルタイプの前後サスをはじめ、ピボット部やリヤアクスル部を鋳造にしたスイングアームなど足まわりも充実の内容だ。テールランプは、2つの縦長クリアレンズにLEDがレイアウトされていて、「こんなのアリなの?」って思ってしまう斬新さ。シャープなデザインの車体に、違和感なくフィットしている。
スポーティな走りを実現する正立フォークは、フルアジャスタブルタイプを採用。ブレーキはφ310mmフローティングローター+対向4ポットキャリパーをダブルで装着し、信頼性の高い足回りが装備されている。
リザーバータンク付きリヤショックは、フロントフォークと同様フルアジャスタブルタイプを装着。ブレーキはφ220mmローター+1ポットピンスライドキャリパーを採用し前後ブレーキとも抜かりはない。
液晶デジタルスピードメーターの上にアナログ式の大径タコメーターを直線的にレイアウトしたインストルメントパネル。機能的でシンプルなデザインを採用し、ライダー視点からの満足度も高い。
スリムなエンジンとフレームからの流れを活かしたタンク形状。快適なライディングポジションを生み出すことに貢献する燃料タンクは17Lの容量を確保し、巡航距離は充分。外装は黒と青の2色を用意。
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