

掲載日:2007年04月19日 試乗インプレ・レビュー
「日本人のビッグバイクを作りたい」というコンセプトのもと、ヤマハ・ネイキッドスポーツのフラッグシップモデルとして、初代XJR1200がデビューしたのは1994年。その1年前にXJR400が登場しているが、「スポーツ性の高いキビキビした走り」がXJR400なら、XJR1200は「大排気量によるビッグトルクを生かした鋭い加速、レスポンスをベースとしたスポーツ性の高い逞しい走り」を照準に開発された。そして登場以来、熟成を重ねて13年、ついにキャブレターからフューエルインジェクション仕様へと進化した。
車体右側へ1本出しとした集合マフラーが採用されるなど、大幅な変更が施されたXJR1300。確実に進化したものの、その基本スタイルは何ら変わっていない。直列4気筒エンジンを鉄のフレームに搭載し、リヤのサスペンションは左右に1本ずつという内容は、国内メーカーがそれぞれリリースするビッグネイキッドの王道とも言うべきスタイル。だが、ヤマハだけは空冷式エンジンにこだわり続ける。美しい冷却フィンを持つ空冷4気筒エンジン。XJR1300の圧倒的な存在感は、このエンジンが演出しているのだ。
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