掲載日:2011年03月17日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
800cc だった先代 VFR が刷新され、完全なブランニューモデルとして登場したのが、この VFR1200F です。ツアラーとしての資質向上はもちろん、様々な新技術も盛り込まれ、よりゆとりのある、快適なライディングが可能になっています。
まず、搭載されるエンジンはホンダ得意のV型4気筒。排気量は 1236cc となり、振動の少ないスムーズな回転フィールを持つのが特徴です。スロットルを電気的に制御するスロットルバイワイヤをホンダ車として初めて採用。ライダーの意志に忠実なパワーコントロールを実現しています。エンジンを懸架するフレームは、モトGPマシン RC212V で培われたアルミキャストフレームとなり、スイングアームは VFR 伝統の片持ち式プロアームを踏襲。シャフトドライブ化によって加減速時のショックと騒音を軽減しています。また、エンジンやフレームを覆うカウルは空力やエンジンの放熱に貢献。グラマラスなフォルムと高いクオリティの塗装によって、このモデルのプレミアム感を演出しています。
そしてこのモデル最大の注目は、世界初の有段式自動変速機でしょう。これは、VFR1200F Dual Clutch Transmission(DCT)に搭載される技術で、一種のオートマチックトランスミッションと言えます。クラッチレバーとシフトペダルを持たず、通常はアクセル操作のみで自動的に変速していくシステムですが、よりアクティブにライディングしたい時は “MTモード” にも切り換えられるのが特徴です。この場合は、左手に装備されるボタンによって好みのギアを選択でき、シーンに応じたパワーを任意に引き出すことを可能にしています。スポーティな走行と快適にツーリングをバランスさせたこの新システムは、今後の主流になっていくかもしれません。
デビューが2010年初夏のため、2011年現在はまだまだ中古車数は少ない傾向にあります。先代 VFR とはまったく別モノなので、1200 狙いの場合は新車を軸に探すことになるでしょう。
ヤマハ伝統の高速ツアラー。上級グレードの「AS」は、クラッチ操作が不要の電子制御シフト機構を持ち、ペダルやボタンによるギアチェンジが可能になった。
パワフルな4気筒エンジンを搭載するBMW随一のスポーツツアラー。トラクションコントロールやボタン操作で調節できるサスなど、様々なハイテクを持つ。
心地よい回転フィーリングを持つ独特の3気筒エンジンによって、快適な高速巡航性能を実現。シャープなコーナーリング性能も持つハイパフォーマンスツアラー。
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