トライアンフ TF 250-X（2026）

新設計のエアボックスやサイレンサーを採用
モトクロス競技向けのオフロードバイク

TF 250-Xは、４ストローク単気筒エンジンを搭載したモトクロス競技向けのオフロードバイクです。軽量な車体と高出力なエンジンでクラストップレベルのパワーウェイトレシオを誇ります。2024年シーズンからモトクロス世界選手権MX2クラスなどのレースに参戦していますが、ここで紹介する2026年型ではさらに、新設計のエアボックスやサイレンサーを採用したほか、サスペンションセッティングやエンジンマッピングなどの見直しも行われています。

パワーユニットはボア・ストローク78mm✕52.3mm、圧縮比14.4のDOHCエンジンです。最高出力は35.3kW（48.0PS）/13,500rpm、最大トルクは28.6Nm/9,000rpm。吸排気系の更新は、効率アップと同時にFIMとAMAの新しい排気音量規制に対応。またエンジンマッピングの改善により出力特性とスロットルレスポンスが向上。駆動系には、過酷なレースにも耐え、スムーズに動作する新設計のエクセディ製クラッチハブも採用しました。

車体骨格は、ツインクレードルを備えたアルミニウム製のスパインフレームに、ハイドロフォーミングのスイングアームを組み合わせます。サスペンションはフロントに伸圧減衰力調整機能付きのKYB製AOSフォークを、リアに3ウェイアジャスタブルのKYB製ピギーバックショックを装備。サスペンションセッティングのアップデートにより、ミッドストロークコントロール、シャシーバランス、コーナリングの安定性などが向上しています。

エレクトロニクス関係では、ローンチコントロールやトラクションコントロールのほか、フルパワーモードとソフトデリバリーモードを選択できるデュアルエンジンマップを搭載。エンジンの稼働時間を表示するアワーメーターも装備しています。車両重量104kg、燃料タンク容量は7L、車体カラーはジェットブラック/ピュアホワイトの１種類。車両価格は109万9,000円、2025年7月からトライアンフのモトクロスディーラーにて販売開始です。

トライアンフ TF 250-Xのライバルはこれだ！

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  ハスクバーナ
  FC250

  クロモリ鋼のフレームにコンパクトなエンジンを搭載。最高出力47PS、車両重量は101.2kg（燃料除く）。消費税10％込みで144万7,000円。

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  カワサキ
  KX250

  アルミニウム製のペリメターフレームに低回転域を強化したパワーユニットを搭載。車両重量109.2kg。消費税10％込みで90万2,000円。

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  ヤマハ
  YZ250F

  剛性を適正化したアルミニウムフレームに、前方吸気・後方排気の後傾シリンダーエンジンを搭載。車両重量105kg。消費税10％込みで94万500円。

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