ヤマハ XSR125 ABS(2024)

掲載日:2023年12月14日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

YAMAHA XSR125 ABS(2024)
YAMAHA XSR125 ABS(2024)

可変バルブ付きの水冷単気筒を搭載
ネオレトロスタイルのフルサイズモデル

XSR125は、昔ながらのスポーツバイクらしい外観と最新のメカニズムを組み合わせた、ネオレトロスタイルのニューモデルです。エンジンは可変バルブ機構(VVA)付きの水冷単気筒を搭載。車体は剛性バランスに優れたデルタボックスフレームに、倒立式のフロントサスペンションを装備。原付二種クラスですが、ミニバイクのような小径タイヤではなく、前後輪に17インチのタイヤを採用したフルスケールの車体となっています。

可変バルブ機構のVVAは、低速向けと中高速向けの2つの吸気カムをエンジン回転数によって切り替えるシステムです。XSR125のエンジンでは、その切り替えを7,000~7,400rpmで行うことにより、低中速では扱いやすく、高速域ではパワフルな出力特性へと仕上げています。最高出力は11kW(15PS)/10,000rpm。シフトチェンジのストレスを軽減するアシスト&スリッパークラッチも採用。燃料タンク容量は10Lです。

フロントブレーキには267mmの大径ディスクと2ポットキャリパーを装備。倒立フロントフォークはインナーチューブ径37mm、ストロークは130mm。リアのスイングアームは軽量なアルミニウム製です。また、フロントフォークにはアルミニウム鋳造のハンドルクラウンとスチール製のアンダーブラケットを採用し、クイックでダイレクトなハンドリングを実現。車両重量は137kg、シート高は810mm。小排気量車らしい軽快さや扱いやすさも魅力です。

丸型のLEDヘッドライトとLEDテールランプ、水平ラインを基調とした燃料タンクのデザイン、タックロール入りのシートなど、スタイリングはクラシカルなイメージで統一。ヘッドライトステーやモールサイドカバーなど、金属の素材感を生かしたアルミニウム製のパーツも外観上のアクセントとなっています。車体カラーは、ライトブルー、オレンジ、ブラック、シルバーの4種類を用意。車両価格は消費税10%込みで50万6,000円、発売は2023年12月8日です。

ヤマハ XSR125 ABSのここがポイント!
  • ● 古典的な外観と最新技術を融合したネオレトロスタイル
  • ● 可変バルブ機構を採用した出力11kWの水冷エンジン
  • ● 剛性に優れるデルタボックスフレームと倒立フォーク

ヤマハ XSR125 ABSのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    CB125R

    最高出力11kWの水冷単気筒を搭載するトラディショナルなスタイルのネイキッドモデル。車両重量130kg、シート高815mm、消費税10%込みで47万3,000円。

  • スズキ
    GSX-S125 ABS

    軽快なハンドリングが持ち味のスポーツネイキッド。最高出力11kWの水冷単気筒エンジンを搭載、車両重量135kg、シート高は785mm。消費税10%込みで42万200円。

  • ヤマハ
    MT-125 ABS

    XSR125よりひと足早く登場した、ストリートファイタースタイルのネイキッドバイク。フレームやエンジンのベースはXSR125と同一。消費税10%込みで49万5,000円。


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