掲載日:2021年07月09日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
モンスターは、937ccの水冷V型2気筒エンジンを搭載したネイキッドバイクです。従来のモンスターシリーズではスチールパイプのトレリスフレームが象徴的でしたが、この新型モンスターはパニガーレV4のようなアルミ製フロントフレームを採用。フレーム単体重量は従来のモンスター821に比べ4.5kg減となりました。またスイングアームの重量は1.6kg、エンジンは2.4kgそれぞれ軽くなり、シート下のリアサブフレームもFRP材に変更。車両重量は188kg、乾燥重量だと166kgと軽量に仕上がっています。
軽量そしてコンパクトな車体は扱いやすく、ハンドリングも軽快です。新フレームの採用に加えラジエター配置の見直しなどで、ハンドルの切れ角は36度まで広がりました。ボリューム感あふれる燃料タンクはニーグリップしやすいようにサイド部分が深くえぐれた形となっています。シートは先端部が狭まった形状で足着き性も良好。日本向けモデルはさらにローシートとローサスペンションキットの装着が標準となってシート高は775mmまで下げられています。
パワーユニットの90度Vツインエンジンは、ボア・ストロークが94×67.5mm、圧縮比は13.3となり、最高出力82kW(111PS)/9,250rpm、最大トルク93Nm/6,500rpmを発生。2020年型モンスター821に比べ最高出力、最大トルクともに向上しています。市街地などで多用する低中回転域のトルクは厚くなり、レスポンスも良好に。また、ライディングモードの選択により走り方に合わせてエンジン特性を変更することも可能。クラッチは油圧式となり操作力は20%軽くなっています。
車体色はレッド、アビエイターグレー、ダークステルスの3種類。消費税10%込みの車両価格はレッドが144万5,000円、それ以外の2色は146万5,000円です。またマイクロビキニカウルとパッセンジャーシートカバーを装備したバリエーションモデルのモンスター+(プラス)もラインナップ、車両価格はレッドが149万5,000円、そのほかの2色は151万5,000円。いずれも発売は6月26日です。
鋼管フレームの軽量コンパクトな車体に889ccの水冷並列2気筒を搭載するネイキッドバイク。最高出力85kW、シート高は820mm。消費税10%込みで126万9,000円。
アルミ製フレームに出力88kWの水冷3気筒を搭載したロードスポーツモデル。SPは高性能サスペンションなどを採用する上級バージョン。消費税10%込みで126万5,000円。
798ccの直列3気筒を搭載するネイキッドバイク。最高出力は103kW、発進停止時のクラッチ操作を自動で行うスマートクラッチシステムを採用。税10%込みで253万円。
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