カワサキ ニンジャ650(2020)

掲載日:2020年09月28日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

カワサキ ニンジャ650(2020)の画像
KAWASAKI Ninja 650 (2020)

オールマイティに走りを楽しめる
2気筒フルカウルのスポーツバイク

ニンジャ650は、スポーツライディングと日常的な乗りやすさを両立したミドルクラスのフルカウルモデルです。扱いやすい車体に低中速域で力強い649cc水冷並列2気筒エンジンを搭載、幅広い層のライダーが走りを楽しめる製品となっています。2020年型では欧州規制のEURO5を考慮して排気触媒の容量をアップし、またサイレンサーのレイアウトも変更。排出ガスと騒音を抑制しながらも、最高出力は従来型と同じ50kW(68ps)/8,000rpmを維持しています。

外観はフロントまわりを中心に、よりシャープなデザインへと進化。LEDのツインヘッドライトも新採用です。リアシートの形状変更も行われ、タンデムライダーの快適性が向上。タイヤはダンロップのスポーツマックスロードスポーツ2となり、ハンドリングがより快適になっています。エンジン周りでは、エアクリーナーボックスとスロットルボディをつなぐ吸気ダクトの形状も変更。これにより中速回転域は、従来型よりもさらにトルクフルなエンジン特性となりました。

インストゥルメントパネルには、4.3インチフルデジタルTFTカラー液晶スクリーンを採用。スピードメーターやタコメーター、燃料計などはもちろん、燃費や航続可能距離に至るまでの多彩な項目の表示が可能です。さらにこのインストゥルメントパネルは、ブルートゥースによるスマートフォンとの相互通信が可能。車両情報やGPSルート情報などのライディングログをスマートフォンで閲覧できるほか、電話の着信やメールの受信情報をディスプレイに表示できます。

発売は2020年の2月1日。標準モデルの車体色はパールブリザードホワイト、車両価格は消費税10%込みで88万円です。一方のKRTエディションでは、スーパーバイク世界選手権で活躍するNinja ZX-10RRと同じイメージのライムクリーン×エボニーを採用し、車両価格は消費税10%込みで90万2,000円となっています。

カワサキ ニンジャ650(2020)のここがポイント!
  • ● LEDヘッドライト採用の新しい外装デザイン
  • ● 中速トルクの向上した並列2気筒エンジン
  • ● TFTカラー液晶の多機能インストゥルメント

カワサキ ニンジャ650(2020)のライバルはこれだ!

  • スズキ
    SV650 ABS

    軽量なスチール製トラスパイプフレームに90度Vツインエンジンを搭載した、スリムな車体のネイキッドモデル。最高出力56kW、消費税10%込みで75万2,400円。

  • ホンダ
    NC750X

    力強いトルク特性で扱いやすく、燃費も良好な745cc直列2気筒エンジン搭載のクロスオーバーモデル。最高出力は40kW、価格は消費税10%込みで90万900円。

  • ヤマハ
    MT-07

    高張力鋼管のフレームに270度クランクの688cc直列2気筒を搭載したロードスポーツモデル。最高出力は54kW、価格は消費税10%込みで79万2,000円。

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