カワサキ Z250(2020)

掲載日:2020年03月27日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二


カワサキ Z250(2020)の画像
KAWASAKI Z250(2020)

スリムな車体にパワフルな2気筒を搭載
軽さと力強さを持つ本格スーパーネイキッド

Z250は、スリムな車体に力強い水冷2気筒エンジンを搭載したスーパーネイキッドです。2019年のフルモデルチェンジで外装はもとよりフレームやエンジンまでを一新、より軽量でパワフルなスポーツバイクへと進化しました。外観デザインはカワサキZシリーズ共通の、Sugomiをテーマとするものです。LEDヘッドライト採用のフロントフェイスを含め、アグレッシブかつ俊敏なイメージのスタイリングに仕上がっています。

車体骨格はNinja H2からインスパイアされたトレリス構造のフレームです。先進解析技術でフレーム剛性の最適化と大幅な軽量化を行ったほか、エンジンをストレスメンバーとして利用することでも軽量化を促進。エンジンや車体各部の徹底した軽量化もあり、車両重量は従来モデルより6kgも軽い164kgとなっています。車体ディメンションはショートホイールベース&ロングスイングアーム化するとともに、フロントのキャスター角を立て気味に変更。より軽快で自然なハンドリングを実現しました。

パワーユニットはボア・ストローク62mm×41.2mm、総排気量248ccの並列2気筒です。吸気経路をダウンドラフト構造とすることで高回転域のエンジン性能を向上、エアクリーナーボックスの容量拡大で吸気効率も上げています。また、インジェクターの高性能化とセッティング技術の進化がサブスロットルバルブを不要としました。最高出力は27kW(37ps)/12,500rpmとモデルチェンジ前に比べ4kWアップ、最大トルクは23Nm/10,500rpmと同じく2Nmアップとなっています。

新しくなったアシスト&スリッパークラッチは、従来より20%軽い力でのクラッチ操作が可能となりました。ブレーキはフロントに310mm径のフローティングペタルディスクを、リアには220mm径のペタルディスクを採用。ABSシステムはニッシン社製の制御ユニットを搭載。なお、最新2020年モデルの車体色はグレー×ブラックとオレンジ×ブラックの2種類、車両価格は消費税10%込みで61万0,500円です。

カワサキ Z250(2020)のここがポイント!
  • ● アグレッシブかつ俊敏なイメージのスタイリング
  • ● トレリスフレーム採用の軽量でスリムなシャーシ
  • ● 出力27kW(37ps)のパワフルな2気筒エンジン

カワサキ Z250(2020)のライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    MT-25 ABS

    スリムでコンパクトな車体に出力26kWの水冷2気筒を搭載。超小型LEDヘッドライトや倒立フロントフォークを採用。税10%込みで62万1,500円。2020年型は3月28日発売。

  • ホンダ
    CB250R

    水冷単気筒を搭載したネイキッドロードスポーツモデル。倒立フロントフォークや、慣性計測装置を採用したABSを装備。最高出力20kW、税10%込みで56万4,300円。

  • カワサキ
    Z400

    250クラス並の軽量コンパクトな車体に、最高出力35kWの2気筒を搭載。車検のあるクラスとなるが、走りには相応の余裕が生まれる。税10%込みで68万2,000円。


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