スズキ GSX-R1000R ABS(2019)

掲載日:2019年05月29日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

スズキ GSX-R1000R ABS(2019)の画像
SUZUKI GSX-R1000R ABS(2019)

マイナーチェンジでブリヂストンRS11採用
国内モデルにはETC2.0車載器も標準装備

GSX-R1000は、軽量コンパクトなアルミ製ツインスパーフレームに、999ccの直列4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツモデルです。2017年のフルモデルチェンジでは、長年のレース活動で培った技術で、走る、曲がる、止まるという基本設計をさらに向上。また、サスペンションや電子制御のグレードアップを行った上位版のGSX-R1000Rもラインナップしました。日本国内向けとしては、そのGSX-R1000Rのみの導入となっています。

エンジンには、高回転域での出力向上と低中速域での出力を両立する「ブロードパワーシステム」を採用。これは可変バルブタイミング、フィンガーフォロワーバルブトレイン、排気デバイス、トップフィードインジェクターの4つの機構の総称ですが、これらの技術で低回転域のパフォーマンスを損なうことなく高回転化、高出力化を図り、全回転域で強力な加速性能を実現。最高出力は145kW(197ps)/13,200rpmです。

電子制御関係では、慣性計測ユニット(IMU)により車体の姿勢と動きを検知しながら制御するトラクションコントロールをはじめ、ドライブモードセレクターやクイックシフトシステム、GSX-R1000Rのみの装備となるローンチコントロールなどを採用。サスペンションはSHOWA BFF(バランスフリーフロントフォーク)とBFRC lite(バランスフリーリアクッションライトが採用されますが、これもGSX-R1000R版の装備です。

なお、4月25日発売の2019年型ではマイナーチェンジが行われ、マフラーサイレンサーがブラックとなり、マフラーカバーも変更。タイヤはブリヂストンのRS10からRS11に、フロントのブレーキホースはメッシュタイプに、国内モデルのETC車載器はETC2.0へとそれぞれ変更されています。車体色は青、黒/赤、白の3種類。価格は消費税8%込みで211万6,800円です。

スズキ GSX-R1000R ABS(2019)のここがポイント!
  • ● 最高出力145kW(197ps)の999cc4気筒エンジン
  • ● 効率的な発進をサポートするローンチコントロール
  • ● 減衰力応答性の良いSHOWA製サスペンション

スズキ GSX-R1000R ABS(2019)のライバルはこれだ!

  • ヤマハ
    YZF-R1

    998ccのクロスプレーン型4気筒を搭載するサーキットを意識したスーパースポーツモデル。最高出力は147.1kW(200ps)。価格は226万8,000円(税8%込み)。

  • ホンダ
    CBR1000RR

    999ccの直列4気筒を搭載するスーパースポーツモデル。2019年モデルでは電子制御がさらに熟成。最高出力は141kW(192ps)。価格は税8%込みで204万6,600円から。

  • カワサキ
    Ninja ZX-10R KRTエディション

    アルミのツインスパーフレームにパワフルな998cc4気筒を搭載。2019年モデルでは国内仕様が登場、最高出力は149kW(203ps)に。価格は206万2,800円(税8%込み)。

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