掲載日:2019年03月14日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
ZX-10Rはアルミのツインスパーフレームに998ccの高出力4気筒を搭載したスーパースポーツモデルです。長らく海外向け製品という位置付けでしたが、この2019年型からは国内仕様も用意されることとなりました。発売は2019年3月1日です。なお今回ラインナップされるKRTエディションは、スーパーバイク世界選手権で4連覇を果たしたファクトリーマシンをイメージしたカラーリングのモデルです。
2019年型は、シリンダーヘッドのバルブトレインにフィンガーフォロワーロッカーアームを採用して高回転域の性能と信頼性が向上しました。エンジンの最高出力は従来型の147.1kW(200ps)/13,000rpmに対し、149kW(203ps)/13,500rpmと1.9kW(3ps)のアップ。ラムエア加給時の最高出力は156kW(212ps)/13,500rpmです。なお、シリンダーヘッドはレース用のハイリフトカムシャフト対応となっています。
スロットルやクラッチの操作なしでシフトチェンジが可能なクイックシフターは、従来のZX-10Rではシフトアップのみの対応でしたが、2019年モデルではシフトダウンにも対応するものとなりました。そのほか、ライダーの好みや走行状況に応じて3種類のモードからエンジン特性を選べるパワーモードセレクション、先進のトラクションコントロールシステム、効率的なスタートダッシュを実現するローンチコントロールモードなど、電子制御の数々も健在です。
ZX-10R KRTエディションの車両価格は、消費税8%込みで206万2,800円です。
なお上記の標準モデルのほかに、チタンコンロッドやマルケジーニ鍛造ホイールを採用した世界限定500台のZX-10RR(税8%込み292万6,800円)、塗装面の傷を自己修復するハイリーデュラブルペイントや電子制御サスペンションを採用するZX-10R SE(税8%込み265万6,800円)も、同じく3月1日より日本国内に向けて発売となります。
999ccの直列4気筒を搭載するスーパースポーツモデル。軽量化や電子制御技術の向上で性能を高め、車両重量は196kg、最高出力は141kW。税8%込みで204万6,600円~。
MotoGPマシンYZF-M1の思想を受け継ぎ、サーキット主体の車両へと進化したスーパースポーツモデル。車重200kg、最高出力147.1kW、価格は226万8,000円(税8%込み)。
遠心力を利用した可変バルブシステムをはじめとする先進技術を投入したスーパースポーツモデル。車両重量203kg、最高出力は145kW、価格は204万1,200円(税8%込み)。
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