掲載日:2017年06月29日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山研二
レトロな外観と優れたパフォーマンスを身の上とする“ネオレトロ”ロードスポーツです。
アルミ製のフレームに845ccの水冷直列3気筒を搭載する車体構成は、次世代を見据えて作ったMT-09のプラットフォームを利用。そこに、過去のヤマハ車のデザイン要素を色濃く反映した外観を組み合わせることで、従来のスーパースポーツやネイキッドという枠を超えた独特なスタイルになりました。
DOHC4バルブの3気筒エンジンは、等間隔燃焼による滑らかなトルク特性と高回転の伸びが特徴です。往復運動の慣性トルクが少なく、スロットル操作に対してリニアなトラクションフィーリングが得られます。電子制御のスロットルを採用しており、走行モードはハンドルスイッチの操作で3種類から選ぶことができます。さらにトラクションコントロールも採用、オフ選択を含めこちらも3種のモードから選択することが可能。駆動系統にはアシスト&スリッパークラッチも採用しています。
フレームはMT-09と共通ですが、サスペンションは前後ともセッティングをハードな方向に変えています。フロントはインナースプリングのレートを変更、それに合わせて減衰力もアップ。ハンドルのグリップとステップの位置関係はMT-09と同じですが、シート位置を高め、また着座位置も後方に移動したことでライディングポジションはロードスポーツ的なものとなりました。
レトロイメージの外装のなかでも、特に注目したいのはタンクカバーです。燃料タンクを覆う3分割の部品がそのカバーですが、両サイドはヘアライン仕上げのアルミにクリア塗装を施すことで、地金が見えるようにしてあります。車体色はマットグレーとブルー、ブラックの3タイプですが、マットグレーのタンクカバーはその全面を、またそれ以外のカラーでも塗り分けたラインの部分からアルミ表面を見せることで素材感を強調ししています。なお、車両価格は税8%込みで104万2,200円となっています。
XSR900と同じプラットフォームを使うスーパーモタードテイストのネイキッドモデル。主に外装や足周りの違いで、走りの印象を大きく異にする。税8%込みで100万4,400円。
カスタマイズを意識したBMWのヘリテージモデル。エンジンは1,169ccのボクサーツインを搭載、最高出力は81kw(110ps)。価格は税8%込みで198万5,000円。
軽量な車体に水冷Lツイン821ccのテスタストレッタ11°DSエンジンを搭載するミドルネイキッド。日本仕様の最高出力は101hp、価格は税8%込みで138万2,000円から。
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