掲載日:2016年01月19日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/淺倉 恵介
MT-25は、排気量249ccの水冷パラレルツインエンジンを搭載した、ヤマハのネイキッドスポーツモデルです。先行して発売されたクォータースポーツモデル、YZF-R25と基本コンポーネンツを共有しており、クラス最強を誇る36PSの最高出力も変わりありません。小さ過ぎず、大き過ぎず、絶妙なサイズ感を持つ車体は、キャパシティが大きく運動性の高さも好ポイント。走りを重視するライダーにとっては見逃せないモデルです。ハイパワーと、ヤマハらしい上質なハンドリングを楽しむことが出来る、クォーターファン注目の1台と言えるでしょう。
最大の特徴とも言えるネイキッドスタイルは、スリムで取り回しが良く、シティユースには最適です。デザインコンセプトに“大都会のチーター”とあるように、精悍でマッシブなフォルムは実にスタイリッシュ。クラスを超えた存在感が、オーナーの所有欲をくすぐります。
乗車時、常にライダーの視界に入るフューエルタンク周りのデザインワークは、左右に大きく張り出してボリューム感を強調。また、連続した曲面がクイックなハンドリングを連想させ、スポーティなイメージを強調しています。このデザインワークを、ヤマハでは“クロスムーブメントデザイン”と名付けています。
セパレートハンドルからバーハンドルへと改められたハンドルは、アップライトでリラックスした乗車姿勢を実現。グリップ位置はYZF-R25比で39mm上方、19mm手前に移動しています。親しみやすいライディングポジションは、エントリーユーザーの多いクォータースポーツモデルとしては好材料。街乗りからツーリングまで、幅広く気軽に楽しめるポジション設定と言えるでしょう。また、カウリングが省かれた分、YZF-R25と比較して車重が1kg軽量になっていることにも注目です。パワフルでスタイリッシュでイージーライド、MT-25は、あらゆるライダーに薦められる万能ネイキッドスポーツなのです。
伝統のVツインエンジンを搭載したクォーターネイキッドスポーツ。エンジンの信頼性と並外れた耐久性は誰もが認める1台。バリエーションモデルも豊富。
ハンドリングの良さと車体の安定性は随一。生産拠点を海外とすることで実現したリーズナブルな価格も魅力。ハーフカウルとフルカウルを装備する兄弟車も。
クォーターブームの火付け役、ニンジャ250のネイキッドバージョン。シャープなスタイリングが魅力。ABSが標準装備されるなど、お買い得感も高い。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!