掲載日:2010年05月12日 特集記事 › ロードライダー・ツーリングガイド
記事提供/2010年1月24日発行 月刊ロードライダー 3月号
■Photo/徳永 茂 ■Report/月岡洋一 ■協力/本田技研工業、ホンダモーターサイクルジャパン
停まる勇気は大事かも?
旅の思い出が深まるから
魚が大好きな私、伊豆に出かけるなら、沼津漁港の丸天で巨大かき揚げを食べようか戸田で奮発して高足ガニを食べようか、深海魚鮨?いやいや東伊豆に回って金目鯛の煮付けを……。食の定番はいくらもある。
一方で、川海苔を混ぜこんだコロッケの風味に驚いたり、峠の茶室のオジサンに勧められるままに試食した和菓子がどれも美味かったり。グルメを気取るつもりもないけど、知らぬ間に生まれる新しい味があったりね。
食べ物で例えちゃったけど、ツーリング、特にソロではバイクを降りるのが億劫になる。でも、気になれば停まった方がいい。その方が絶対、旅が楽しくなるから、特に伊豆は!皆さんもぜひ、試してくださいな。
いつも読んでくれている読者さまならご存知の通り、私、R/RファクトリーでCB1300SFを担当してますので、この1300STには興味がありました。乗ってすぐ気付くのは「全て別のバイク」。同じCB1300をよくここまで仕立て直したなあと、感心します。詳細は石橋兄ィのインプレ(156ページ)にあるので割愛しますが、アップハンドルと足つき性がより向上したシート(こちらはSF、SBも装備)で、ゆったり。どーんとクルージングって気持ちになります。皆さんもディーラー試乗会などで乗る機会があれば、ぜひ試してみてください。SF/SBとSTの違いを。一方、個人的圧巻はパニアケース。実は以前、別のバイクに市販のパニアケースをつけたことがありましたが、高速道路で飛ばした折に横風でバイクが暴れて「パニア怖いじゃんか」って思ってましたが、1300STではそんな恐怖感、不安感がない。「純正品ってスゲー!」が偽らざる感想。パニアケースは左右とも29lの容量。1泊2日程度のツーリングじゃスカスカです。CB1300STの価格は144万9000~147万円。ナビはホンダアクセスが販売中のギャザズM(STでの装着価格は11万5710円)でオプション品