ツーリングにサーキットスポーツ、ドラッグレース…。ハヤブサは活躍するフィールドが広いゆえ、アフターパーツの方向性も多様だ。ここでは2008年型以降用を中心に、最新のカスタム&チューニングパーツをまとめた。
※表示はすべて消費税8%込み価格です(2015年11月現在)
オールチタン製の軽量フルエキゾースト。機械曲げの4-2-1排気でサイレンサーは全長480mmのオーバルタイプ。焼き色をつけるかどうかの指定もできる。音量96dB、車検非対応
アルミ削り出しで高い質感/剛性を持ち、UP:20/30mm、BACK:0/10mmの4ポジションを選択できる。ノーマルブレーキスイッチ流用可。ステップバー組み替え(MFJ-A)可
オールチタン製の2本出しスリップオンEX。サイレンサーは長径130×短径100×長さ480mmのオーバル形状でテールパイプはテーパーデザイン。音量90dB。焼き色のオーダーもできる
ウイングタイプのトップブリッジとハンドルバー/スペーサー/センターナットのセット。絞り角のほか、ハンドル垂れ角も変わって手首への負担を和らげる。純正イモビ装備車は装着不可
ブレンボの2POTキャリパー、84mmピッチ品に対応するサポート。アルミ削り出しで質感も高い。シルバーのほかOPで精悍なブラックモデルも用意する。ABSモデルは装着できないので注意
BUSAの足着き性を改善するリアサスペンションのリンクプレート。STD比で10mmダウンと20mmダウン(いずれもシート高)の2タイプを用意する。アルミ削り出しで剛性や耐久性、質感にも配慮する
ヨシムラレーサー彷彿とさせる、オールチタン製の左右2本出しフルエキゾースト。STD比で14kg以上軽くなり、出力特性向上だけでなく車両取り回しも軽くなる。車検対応(近接94dB/加速81dB)。2年保証付きだ
エッジの効いたシンメトリー7角形をベースとした斬新なコーン形状が特徴。重さもSTDと比べ半分になる。車検対応ながら重厚さが強調された音質でツーリングでも疲れない
主に海外ユーザーの要望を反映させたグローバルモデル。素材に高耐久ステンレスを採用し、コストパフォーマンスにも優れる。サイレンサー長は350mm。近接92dB/加速78dB
低?中回転域ではSTDの性能を維持しつつ、高回転域のパワーアップを実現するカム。STDと異なりバルブタイミング調整ができるようにもなり、チューニングの幅が広がる
中央と両サイドでメッシュ大きさを変え、冷却効率とガード性を両立するラジエターガード。0.8mm厚ステンレス製で6角穴より8?18%開口面積が広い独自構造メッシュ穴採用
ドイツのギルズツーリング製で前期型は10、現行型は7つのポジションが選択できる。正/逆シフト選択可。ゴールドのほかブラックもある。オイルプレッシャースイッチ付属
オールチタン製の2本出しスリップオンEX。サイレンサーは長径130×短径100×長さ480mmのオーバル形状でテールパイプはテーパーデザイン。音量90dB。焼き色のオーダーもできる
ストロークに応じてバネレートが常に変化するコンスタントライジングレートが特徴で、柔らかくも硬くもない状態をキープする。急ブレーキ等高負荷時に踏ん張る特性も持つ
インナーローターは鍛造切削加工で大きく肉抜きしつつ十分な剛性を確保。アウターとの接合部はフラットインサート加工により、熱膨張に対応する。前期用はφ320mm、現行用はφ310mm
透視度が高く、歪みのない視界を確保し高速域の整流効果も高く、AMAなど数々のレースで使われるスクリーン。STDをモチーフにした「SR」タイプ、防風効果の高い「スポーツツーリング」、スポーツ走行向けの「ダブルバブル」がある
車高を下げ、シート高をSTD比で18mmダウンさせて足着き性を高める。駐車時に車体が起き気味になるため、別売りショートサイドスタンド(1万6,200円)で対応するといい
ハンドル垂れ角をSTDの10度に対し7度と緩和、グリップエンド部で約19mm上げて、車体を扱いやすくするハンドルバー。ケーブル類交換不要、スイッチ穴加工済。1999?2015年式対応
ドイツが誇る最高峰のツアーケース。BUSA用にはヘルメットが入る大容量42リットルのトップケース42とマウント用専用キャリアがセットで用意される。ブラック/シルバーの2タイプ
サイドケースセットは、アーバンデザインのジュニアフラッシュ30とキャリアの組み合わせ。上のトップケースとともに頑丈なシリンダーロック構造を採用し、適合は2008?2014年式
DLC=ダイヤモンド・ライク・カーボンコーティングをサイレンサーシェルに施し、チタンに深みのあるブラックを加えた4-2-1構造フルエキ。排気音も重厚だ。2008?2010年式に適合
4-2-1構造のエキパイはステンレス、サイレンサーにはカーボンスリーブを使用したフルエキで大幅な軽量化効果も見込める。レース専用品。現行型(2008?2015モデル)に適合する
こちらはスリップオン仕様で、左右2本出しのサイレンサーはHEXAGONALカーボン。欧州騒音規制(ユーロ1)に適合するが日本ではレース専用品となる。現行型(2008?2015)に適合
アメリカのアフターマーケットにおけるトップブランド、バンスアンドハインズのスリップオン(S/O)EX。独特のサイレンサーはBUSAの迫力を一段と高める。2008?2012年式に適合
ドイツのMRAスクリーンは、MotoGPなど過酷なレースシーンで実力を実証済み。左からエンド部を跳ね上げて整流効果を追求した「スポイラー」、「レーシング」、防風効果を優先させた「ツーリング」の3タイプ。それぞれにクリア/スモークがある
街乗りからスポーツ走行までカバーする5ポジション(UP:15-37mm、BACK:20-31mm)設計。ダブルベアリングで作動もスムーズ。ゴールド/ブラックがあり、2014以降のABS仕様に適合
ジュラコン樹脂にアルミのベース(シルバー)を組み合わせたスライダー。段付きデザインがスポーティーな雰囲気を演出する。装着にはカウルに穴空け加工が要る
マジカルレーシングからはすべて2008年以降車に適合するボディワークを紹介。スクリーンはクリア/スーパーコート/スモーク×平織り/綾織りカーボン製トリムの計6タイプ
インナーチューブを飛び石やゴミなどから守るフォークガードと一体化したフェンダー。FRP黒のほか、平織り/綾織りカーボン仕様がある。レーシーなルックスもウリだ
タンクのエンド部分をスッポリ覆う形状とし、ジャケットのジッパーやベルトなどによる傷つきをしっかりとガード。FRP黒、平織り/綾織りカーボンの3タイプを揃える
ナンバーホルダー/フェンダーに換えてリアをスッキリさせる。入念なデザインと製造でパーツ精度も高い。FRP黒、平織り/綾織りカーボンあり、リフレクターキット別売り
フレームのシート下部は外部に露出し脚で触れる機会が多い。脚に熱が伝わることやフレームの擦れを防ぎ、高質感も出せるのがこのガード。平織り/綾織りあり、全年式対応
スイングアーム上部からタンデムステップ周囲までを覆う。整流効果向上のほか、デザイン上のアクセント、防汚効果もある。このカバー専用のリアフェンダーも用意される
スイングアーム上部からリアタイヤ前半を覆い、泥跳ねを防いだり高速走行時の整流効果も高める。チェーンガード一体。FRP黒のほか、平織り/綾織りカーボン製を用意
メーター周囲から両サイドに伸びるカウルインナーの樹脂パーツをカーボン(平織り/綾織りを設定)に置換し、軽量化や視覚的な高質化が狙える。専用設計でフィット感も抜群
ブロックスはアメリカのスーパーバイク系レースやカスタムで最も注目されているブランドで、ドラッグレースでも大人気。これらのノウハウを詰め込んだステンレス製フルエキゾーストだ
1インチ(25.4mm)から3.5インチ(88.9mm)までローダウン調整が可能。ネジ山が確認でき、延ばしすぎて外れる心配もない。3インチダウンまで対応のサイドスタンドも用意
日本品質にこだわるアクリポイントのオリジナルスクリーン。ハヤブサ用はストリートユースを想定して開発され、純正スクリーン比40mmアップの形状を持つ。スモーク/クリアを用意、歪みのない視界はさすが
STD比で50mmアップ/30mmバックするバーハンキット。2008年以降対応でABS車にも装着可能。ケーブル、ホース類はSTDをそのまま使う。写真のブラック仕様のほかシルバーもある
STDハンドルの下に組み付け、ポジションを起こすスペーサー。STDに比べハンドルが16mmアップする。ソケットボルト付属。ブラックアルマイト仕上げで2008以降に適合する
ジュラルミンを削り出し、ポリッシュアルマイトで仕上げた。フロントまわり剛性をさらに高め、走行性能を引き上げる。写真のセパハン用(STDは不可)ほかバーハン用もある
ジュラルミン削り出しでローレット加工を施す。可倒式で、バンク角重視のタイプ I(写真)と下側カットなしのタイプⅡを設定。シルバー/ブラックポリッシュ仕上げ
日本上陸10年目を迎えた英国ブランド。1本ずつ国内で組み立て、入念に調整して出荷。最上級モデルであるR3は3Wayダンパーアジャストにより、全域で高い路面追従性を発揮するモデル
記事提供/雑誌『ロードライダー』
写真/富樫秀明、清水良太郎、箱崎太輔、吉見雅幸、柴田直行
文/ロードライダー編集部
構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
この記事は、雑誌『ロードライダー』 Vol.405 P.66?71より抜粋・再構成・転載したものです。