掲載日:2026年01月22日 レトロバイク・グラフティ
イラスト・文/藤原かんいち


80年代、モトクロスやトライアル、アウトドア人気の影響などからオフロードバイクの人気が高まっていた。一方、林道ツーリングやオフロードレースに興味はあるし乗ってみたいが「シートが高い」「高速走行は不向き」「町中ではちょっと扱いにくそう」などの理由から二の足を踏んでいるビギナーや女性が多くいた。
そんな層にズバッ! とハマったのが85年にデビューしたヤマハのセローだった。軽量コンパクトで足着きもいいので、林道はもちろん町中も安心。多目的に使える“マルチパーパス”は一気に市民権を得た。
しばらくの間、このカテゴリーはセローの独壇場だったが、91年、ホンダは満を持してディグリーを投入した。ライバルのセローより大きい250㏄エンジン、最高出力25PSとパワーにも余裕があった。また軽量コンパクトな水冷4ストDOHC単気筒エンジンは低速から高速まで扱いやすい特徴を持っていた。
誰でも扱いやすいようにセルスターターを標準装備。フロント21インチ、リア18インチとフルサイズでありながら、女性ライダーでも扱いやすい低シート高790mmにすることで、町中での取り回りやすさを実現。また標準装備の大型リアキャリアには林道でのスタック時などに使える取手が付いていた。
マルチパーパスというコンセプトと高い実用性から、オンもオフも楽しみたいライダーから高い評価を得たディグリー。アウトドア派やまったり系オフローダーだけでなく、通勤通学バイク、セカンドバイクとして、多くの人から愛された。








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