掲載日:2026年01月13日 レトロバイク・グラフティ
イラスト・文/藤原かんいち


車検が不要、保険が安い、高速道路に乗れるなどのメリットから人気上昇、250ccクラスが大賑わいだった80年代後半。スポーツ系では2ストのフルカウルのレーサーレプリカ、4ストなら4気筒、クラシカルな単気筒など、各メーカーから様々なモデルが登場していた。400㏄以上のクラスでは「ツアラー」「ツーリングスポーツ」と呼ばれるジャンルが定着していたが、その波がついに250㏄にもやってきた。
90年にスズキからメットインのアクロス。同年、カワサキから登場したのがZZ-R250(後にZZRの表記に統一)だった。カワサキの最高速フラッグシップモデルZZR1100シリーズの末っ子。エンジンは流行りの4気筒ではなく、ツーリングでの実用性や扱いやすさなどを考えて水冷DOHC並列2気筒をチョイス。グラマラスなボディはZZR1100と共通デザイン、250とは思えないボリューム感があった。
カウルの下には肉厚のアルミ製ツインチューブ。リアにユニトラックサスペンション、前後ディスクブレーキなど充実した装備に加えて、長距離走行の疲労を軽減してくれるフルカウル。大容量18リットルのガソリンタンク。4段階アジャスター付きのブレーキレバー、サイドカバーの後方に設けられた収納式のバンジーフック、センタースタンド標準装備など、ツーリングでの実用性を考えた内容になっていた。
ツーリングだけでなく街乗りとしても扱いやすいことから高い評価を得たZZR250。ツアラーとしての定番モデルになり、2007年まで続くロングセラーとなった。








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