レトロバイク・グラフティ第135回HONDA REBEL(ホンダ レブル)1985年

掲載日:2024年09月13日 レトロバイク・グラフティ    

イラスト・文/藤原かんいち

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本格的なスタイルと扱いやすさを両立させたマルチなアメリカン

ホンダの「レブル」と聞いた若者は「あれ?現行車でしょ!?」と思うかもしれないが、実は40年近く前に同名のモデルが発売され、幅広い層から支持されていた。今回はその初代レブルを描いたので、それがどんなバイクだったのか紹介しよう。

時はレーサーレプリカ全盛の80年代、そこにスピードだけを求めない、独自路線のモデルが各メーカーからポツポツと出るようになった。その中の一台がアメリカンスタイルのレブルだった。

排気量233㏄、空冷4ストSOHC並列2気筒エンジン、最高出力は21ps。ボア×ストロークは53mm×53mmのスクエアサイズ、実用域と高速域との両立を図られていた。セミダブルクレードルフレーム、ティアドロップ型のガソリンタンクにボブテール、前方に低く突き出たフロントフォークなど、まさにアメリカン!

スリム&コンパクトなボディ、シート高も660mmと低く抑えられていたことから扱いやすく、レブル(REBEL)=「反逆児」の名前に反して、とても乗りやすい優等生的なバイクだった。乗り手を選ばないことからビギナーや女性ライダーからベテランまで幅広い層がオーナーとなり、通勤通学からツーリングまでマルチに活躍した。

マイナーチェンジは86年にツインキャブになりパワーアップ。ゴールド仕上げのスペシャルが登場したり、88年にはフラットバーハンドル仕様が加わったり、94年は2本出しマフラーになったり、時代を反映させるような仕様変更が何度も行われた。長く愛されるモデルとなったが、残念ながら98年の排気ガス規制により生産終了となった。

ホンダ レブル スペック
  • ■サイズ/全長 2115mm×全幅 815mm×全高 1100mm ■エンジン/4ストローク2気筒■排気量/233cc ■最高出力/21ps/8500rpm ■最大トルク/2.0kgf・m/7000rpm ■変速機形式/リターン式・5段変速

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