掲載日:2024年07月26日 レトロバイク・グラフティ
イラスト・文/藤原かんいち
車検がなくて高速が走れることから国内では特に人気が高く、各メーカーからたくさんのモデルが出ていた250ccクラス。ヤマハRZ250やスズキRG250Γなどハイスピード&最新メカが満載したバイクが若者から大人気だったが、徐々にスピードだけではない独自の個性を持ったモデルにもスポットが当たるようになっていた。
SRX250/Fの特徴はスリム・軽量・コンパクト、そしてコーナーリング性の高さ。さらに美しいデザイン性を備えていたことから大人気となった。
オフロードモデルXT250Tをベースにした高回転型の空冷DOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載。ツインキャブ、ツインエキゾーストのシングルマフラーというスタイル。最高出力32psは当時ではトップクラス。
単気筒エンジンにすることでボディのスリム&コンパクト化に成功、乾燥重量は125ccクラス並の123kgまで抑えることで、誰でも扱いやすいバイクになっていた。またフロントにレプリカ系で流行していた小径の16インチを装着、軽快なハンドリングを実現させていた。
外観ではシャンパンゴールドに塗られたダブルクレードルフレーム全体が見えるデザインが大きな特徴。さらにセミカウルを装着したSRX250Fはイタリアンな雰囲気があったが、YSP仕様では完全にイタリアンバイクになっていた(笑)。
軽量コンパクトで扱いやすく、さらにおしゃれなデザインということから、ビギナーはもちろん女性ライダーから支持を得た。
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