ウラル ウインター ライド2018/目指すは冬の宗谷岬、最北端へ走るウラル

掲載日:2019年02月27日 トピックス    

取材協力/URAL Kansai ホンダ販売門真
写真/奥村純一 文/宮﨑健太郎
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月刊ガルル vol.393』に掲載された内容を再編集したものです。

極寒の地で育まれた
ウラルの走破能力!

ウラル ウインター ライド2018/目指すは冬の宗谷岬、最北端へ走るウラルの画像

泥濘地走行を想定した軍用車をルーツに持つギアアップは、無負荷で172mmとグランドクリアランスが大きく確保されている。なお最大許容重量は600kgで、最大3名の乗員と多くの荷物を積むことが可能だ。

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スペアホイールは前輪、後輪、側輪の3輪共通のユニバーサル方式。タイヤがパンクした場合、一般的なモーターサイクルに比べれば短い時間で旅を再開できるのも、ウラルサイドカーの魅力と言えるだろう。

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スペアホイールのほか、LEDサイドカーフォッグライト、ジェリー缶、ユーティリティーシャベル、サイドカーパワーアウトレット、荷物ラック、サイドカートノカバー、レッグシールドは、ギアアップのスタンダート・アクセサリーだ。

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前輪の懸架装置は、サイドカーに適した方式のIMZリーディングリンク。ディスクブレーキシステムは、前輪が295mm径+ 4ピストンキャリパー、後輪が256mm径+ビッグボア・シングルピストンキャリパー、そして側輪が245mm径+2ピストンキャリパーの組み合わせとなる。

URALGEAR-UP 2WD
2019 MODEL

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ウラルは1939年から開発がスタートした、軍用車をルーツとするサイドカーだ。その工場はウラル山脈近くのイルビットという町にあり、基本設計を大きく変えることなく各種ウラルサイドカーを作り続けている。近年のモデルは小糸製作所製ヘッドライト、ZFザックス製サスペンション、ブレンボ製ブレーキ、そしてステアリングダンパーはビチューボ製と、レトロなスタイルを保ちながらも、日独伊のパーツサプライヤーから供給されるすぐれた各種パーツを使うことでモダナイズされている。側車輪も駆動可能な2WDのギアアップは、オフロードの走破性を高めたモデル。普通自動車免許で乗れるのも大きな魅力だろう。

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空冷4ストローク水平対向2気筒749ccエンジンは、ケーヒン製EFIを採用することで排ガス規制をクリア。最高出力は41馬力だ。

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車体右下部にあるレバーの切り替えで、本車輪のみ駆動の1WD走行と本車輪+側車輪駆動の2WD走行を選べるのがギアアップの特徴。

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冬の雪道をウラルで走りたい人にオススメなのが、ドイツ製ウィンタータイヤである“HeidenauK37 Snowtex19”だ。

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冷却フィンやオイルサンプなど潤滑系の改良により、エンジンは冷却効率をアップしている。アルミ・シリカ合金製(NASA388)の鋳造ピストンはスカート面にテフロンコートを施すなどの改良を受けている。

ウラル・ジャパン株式会社
住所/〒552-0005 大阪府大阪市港区田中一丁目15番1号
TEL・FAX /06-4395-5685
営業時間/9時~18時
定休日/月曜日、祝日
(それ以外の時間には留守番電話にメッセージを残して頂ければ、翌日の営業日にご対応致します)

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