掲載日:2017年05月28日 オフロードライテク講座
講師/小林直樹 画像提供/ガルル編集部
やるべきことを知っているからこそフロントアップを失敗してしまうケース。それが「ボディアクションが足りない」という状態だ。正しいボディアクションを知っている人が陥りやす失敗例だと小林師範は語る。「本人はフロントサスを縮めているつもりで若干ヒザを曲げて、状態をハンドルにかぶせているけど、アクション量が少なくてフロントサスが縮んでいない。そこから腰を引いて、アクセルもあけるため、少しだけフロントも上がった状態にはなる」。腰を引くというような動作をしている分、ボディアクションをしている気になるため、失敗に気づきにくくなるのだという。友人などに一連の動画を撮ってもらって確認することで、自身のボディアクションの量が見えてくる。「できているはずなのに……」という人は、動画でチェックしてみよう。
フロントへのボディアクションが足りずに、フロントフォークの沈み込みが足りない。
沈み込みが足りないまま、腰を後ろに引いているが……
わずかにフロントが上がっているものの、フロントアップ状態にはなっていない。腰を後ろまで引いていることで、ボディアクションしているつもりになってしまう失敗例だ。
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