掲載日:2012年04月06日 林道ツーリング情報局 › 東北エリア
男岳と女岳の二つの峰をもつ二岐山、その北側登山口まで続く「二岐山林道」。終点近くには「天栄風力発電所」があり、道幅の広い明るくフラットなダートが続く。風車が立つ標高約950mから見渡す山並みは壮大で、目の前にそびえる二岐山に手がとどきそうだ
壮大な甲子旭岳を背景に、切り立つ絶壁、美しい渓谷美の阿武隈川。その阿武隈川に架かる「雪割橋」の北側をスタート。
まずは、阿武隈川沿いを西へ走る。分岐①の標識に従い下郷方面へ曲がると、山並みが美しく開放感のある風景が広がり、「鎌房林道」の入口がある十字路が見えてくる。入口からダートで、北海道を思わせる白河高原牧場沿いを抜けると、道幅が狭くなりロックセクションになる。スタンディングのまま、「西部林道」と「甲子林道」の分岐②まで走った。
「甲子林道」は、シングルトラックのロックセクションだ。バランスをくずすとバイクを支えきれないので、広い場所まで走りUターン。そして、入口からフラットな「西部林道」の南区間を走リ抜けた。それから2.6kmの舗装区間を経由し、北区間に入って行く。深い森の木漏れ日が心地いい林道だ。続いて「奥西部林道」から「林道御鍋線」のピストンを往復する。林道御鍋線の途中には御鍋神社と二岐山登山口がある。この辺りは平家落人が隠れ住んでいたと伝えられる秘境で、静かなところだ。林道を走り終えると、古くから親しまれる二岐温泉へ立ち寄った。
二岐温泉のすぐ北には「二岐山林道」があった。入ってみると、林道の途中には、「天栄風力発電所」の風車が4基立ち、そこから見渡す会津若松の山並みは壮大だった。渡る風は爽快で、大自然を満喫すると、せまる二岐山を見上げながら林道を下っていった。
「観音沼」は「観音沼森林公園」の中にある景勝地。沼に浮島が浮かび、桜、もみじなどが自生。新緑と紅葉の時期には沼の周遊道のどこからも美しい風景を見ることができる。国道289号に「観音沼森林公園」の案内標識有り
阿武隈川と鳥首川沿いに、滝めぐりができる「西の郷遊歩道」がある。雪割橋のたもとには、「西の郷遊歩道」の地図が有り、全長は約3.6km、コースが選べる。写真は、巨大な一枚岩の上を水が気持ちよく流れる「熊のすべり台」
二岐温泉「大丸あすなろ荘」の歴史は古く、開湯は平安時代に遡る。バイクを止め、石畳の道を歩き、苔むした味わいのある山門をくぐると、モダンで綺麗な和風旅館がある。温泉は自然にすっぽり包まれ、二岐渓谷に面した「露天風呂」と、湯船の底から温泉が湧出る「自噴岩風呂」がある。日本百名湯に選定された、秘湯の宿だ。営業/11時~14時半。入浴料735円。
住所/福島県岩瀬郡天栄村大字湯本字下二俣5
電話/0248-84-2311
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