福島県「行司沢林道 / 中丸木林道 / 七曲林道 ほか全9本」

掲載日:2010年12月17日 林道ツーリング情報局東北エリア    

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高速から近い林道天国 積雪も比較的少ない地域

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分岐ポイントでどちらが本線か迷い、まずは左へ。この切り通しに来て支線だと気づいてしまったが、新緑も綺麗だし終点まで行ってみた。分岐から5.8km、ポツンと道は途切れた。そこは下草と緑に囲まれた空間だった。エンジンを止めると、森の吐息が聞こえるような気がした

埼玉県から磐越道を経由し3時間、小野インターを下りる。まずは40年前、石灰岩採掘中に発見されたあぶくま洞を見学して、高塚線に向かった。高塚線は3kmほどの距離がある締まった砂のダートで、続いて小安川林道に進む。途中で高塚高原に寄ってみた。高原には整備されたキャンプ場があり、ご厚意で無料なのだ。再び本線の林道へ戻る。鮮やかな新緑の渓流沿いを気持ちよく走るが、ダートは高塚線のみだった。朝からの雨が本降りになってきたが、行司ヶ滝を見に行った。

行司沢林道の路面は雨でビシャビシャだ。終点にバイクを止めて少し歩くと、緑の間から流れ落ちる真っ白な滝が見えた。ちょっと嬉しかった。この林道と平行して、中丸木林道がある。周辺の林道で、錆びついた廃レールを見ることもあるが、この林道も森林軌道跡を林道として再利用したエコな道だ。途中に万右ェ門溜池があり、私はニガテだけれども、雨季にはモリアオガエルが間近に見られるかも。

林道を抜けると高瀬川渓谷に出る。空気が潤う渓谷沿いを東へ走る。緑の美しさが格別で、気がつくとスロットルが開いていた。県道35号と合流し南下、七曲林道などへ繋がる3つの林道を走り、木戸川渓谷へ。ここは雄滝雌滝という2筋の滝などもある癒しスポットだ。木戸ダムを渡り少し走り、乙次郎林道猿畑支線に入る。快適な3つの林道を走るうちに雨もやみ、明日に備えて温泉に向かうことにした。

大滝神社は熊野の那智山本宮から神霊が奉じられ、神霊を運んできた時に、持ってきた杖が根を張って、樹齢千年の「じい杉ばあ杉」に成長したと言う伝説がある。寄り添う巨杉に、恋愛成就も期待ありかなって思えちゃう!!

大滝神社は熊野の那智山本宮から神霊が奉じられ、神霊を運んできた時に、持ってきた杖が根を張って、樹齢千年の「じい杉ばあ杉」に成長したと言う伝説がある。寄り添う巨杉に、恋愛成就も期待ありかなって思えちゃう!

あぶくま洞は8000万年という時間をかけて、地下水によって溶かされ創られた神秘の鍾乳洞。でね、時間がない人もぜひ駐車場までは行ってみて! 鍾乳洞の元となる石灰岩の露頭はみごとだよ

あぶくま洞は8000万年という時間をかけて、地下水によって溶かされ創られた神秘の鍾乳洞。でね、時間がない人もぜひ駐車場までは行ってみて! 鍾乳洞の元となる石灰岩の露頭はみごとだよ

立ち寄りポイント

道の駅ならは

ポイント

道の駅「ならは」は、2階にあるスパ「湯遊ならは」が魅力。源泉は「ならは羽黒山温泉」で、ぬるめだけど温まります。数種類ある気泡湯が好きでしたが、ほかに大浴場.電気風呂.サウナなどがあり、お湯は海水の香りがする!? 営業時間:9時~21時。入浴料/500円(石鹸類・ドライヤー完備)。

住所/福島県双葉郡楢葉町山田岡大堤入22の1
 電話/0240-26-1126

サルでもわかる!! やさしい林道ツーリングガイド

行司沢林道/ダート区間約7.5km/中丸木林道/ダート区間約6km
七曲林道/ダート区間約8km/木戸川林道/ダート区間約4.8km
木戸川林道支線/ダート区間約5.8km
乙次郎林道猿畑支線/ダート区間約1.6km
乙次郎林道/ダート区間東側約9.6km、西側約2.8km
小田代林道/ダート区間約4km/高塚線~小安川林道/ダート区間約3km

マップ

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