全日本スーパーモト選手権 第2戦

掲載日:2015年06月03日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJSUPER MOTO JAPAN レーシングリザルト

S1プロクラスのヒート1では、ポールポジションの佐合潔選手(#1)が好スタート。セカンドグリッドスタートの濱原颯道選手(#15)は出遅れ、予選3番手スタートの新井誠選手(#19)が佐合選手を追いました。

最高峰クラスでは佐合潔選手が再び両ヒート制覇!
S1オープンは現役JMXライダーの石浦諒選手が勝利!

全日本スーパーモト選手権第2戦が、2015年5月24日(日)に熊本県のHSR九州で行われました。

このシリーズは日曜日のみの1デイ開催で、今季は昨年と同じく年間8戦の設定。大会は、排気量290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシンが参戦するトップカテゴリーのS1プロ、アンリミテッド(排気量460cc以上の4ストロークマシン)とS1(290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシン)が混走するS1オープン、排気量175~250ccの4ストロークマシンと100~125ccの2ストロークマシンで競われるS2の、3クラスで構成され、S1プロクラスは1日に2回、ほかの2クラスは1回の決勝を行います。

これまでの9月から、今シーズンは春に開催時期を変更したHSR九州は、モータースポーツや安全運転に関するホンダの複合施設。今大会は、その中でもオンロード系では最長を誇るサーキットコースを舞台に、大きなテーブルトップジャンプなどがあるロングダートセクションを追加し、バックストレートを大幅にショートカットした、特設コースが使用されました。天候は晴れで、路面はドライコンディション。気温は27度まで上昇しました。

S1プロクラスでは、開幕戦に続いて昨年度王者の佐合潔選手(#1)が両ヒート制覇。S1オープンクラスではスポット参戦した現役全日本モトクロスライダーの石浦諒選手(#27)が全日本初勝利を収め、またS2クラスは森本圭選手(#7)が制しました。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01S1プロクラスの決勝ヒート1。佐合潔選手(#1)が2周目に転倒。すぐにトップへと返り咲きましたが、翌周の1コーナーでは濱原颯道選手(#15)が襲いかかり、この間に金児伸二選手(#6)がトップに!

02S1プロクラス決勝ヒート1のレース序盤、佐合潔選手(#1)と濱原颯道選手(#15)がバトルを演じる間に、漁夫の利で先頭となった金児伸二選手(#6)を、佐合選手が数周にわたり猛追しました。

03S1プロクラスの佐合潔選手。決勝ヒート1こそ、序盤の転倒もあってライバルの追撃を許しましたが、それでも後半にスパートをかけて独走。ヒート2でも余裕のトップチェッカーを受け、両ヒートを制しました。

04S1プロクラスの決勝ヒート1で、2位に入賞した濱原颯道選手。アグレッシブな走りで、一時はトップの佐合潔選手(#1)に迫りました。ヒート2は、2番手争いの最中にマシントラブルが発生してリタイア。

05S1プロクラスの決勝ヒート1。一時はトップを走行した金児伸二選手(#6)を、追い上げてきた予選4番手の五十住洋佑選手(#14)がレース後半に抜いて3番手に浮上。ふたりのバトルは最後まで続きました。

06S1プロクラス決勝ヒート1の表彰台。写真中央がレース序盤にダートセクションで転倒しながらも勝利を収めた佐合潔選手(#1)、同左が2位の濱原颯道選手(#15)、同右がバトルを制した3位の五十住洋佑選手(#14)です。

07S1プロクラスの決勝ヒート2で、2位入賞を果たした高山直人選手。決勝になって調子を上げ、ヒート1では5位。ヒート2では濱原颯道選手(#15)とバトルを繰り広げ、濱原選手のマシントラブルで順位を確保。

08S1プロクラスの決勝ヒート2で、表彰台圏内となる3位に入賞した金児伸二選手。ヒート1では、終盤まで五十住洋佑選手(#14)を追いながら惜しくも4位。ヒート2で、その雪辱を果たしました。

09S1プロクラス決勝ヒート2の表彰台。写真中央が開幕から無傷の4ヒート連続優勝を達成した佐合潔選手(#1)、同左が2位に入賞した高山直人選手(#300)、同右が3位をゲットした金児伸二選手(#6)です。

10S1オープンクラスの決勝で、全日本初勝利を手にした石浦諒選手。全日本モトクロス選手権に参戦する国際A級ライダーで、このHSR九州で行われた昨年第6戦以来となるスポット参戦で優勝しました。

11S1オープンクラスの決勝で、2位に入賞した千葉智選手。タイムアタック予選は7番手でしたが、予選レースで追い上げると、決勝ではレース終盤にポジションを上げて、今季初表彰台に登壇しました。

12S1オープンクラスの決勝レースで、3位入賞を果たしたベンバサット・ミッキー選手。タイムアタック予選2番手と、午前中から好調。決勝の最後に千葉智選手(#4)に抜かれるも、表彰台圏内でゴールしました。

13S1オープンクラスの表彰台。写真中央がスポット参戦で全日本初優勝を挙げた石浦諒選手(#27)、同左が2位の千葉智選手(#4)、同右が3位のベンバサット・ミッキー選手(#17)。お互いの健闘を称えあいました。

14S2クラスの決勝レースで、勝利を収めた森本圭選手。レース序盤にトップを走行。中盤からは3番手を走行していましたが、トップ争いを繰り広げていた2台が接触転倒したため、トップチェッカーを受けました。

15S2クラスの決勝レースで、2位入賞を果たした納冨桂選手。レース後半、高橋誠選手(#28)と僅差の4番手争いを展開。これが上位勢の転倒で2番手争いに発展し、見事に制して表彰台に登壇しました。

16S2クラスで3位に入賞した高橋誠選手。2列目6番グリッドからスタートして、レース前半は菅野景介選手(#22)、後半は納冨桂選手(#20)とドッグファイトを展開。最後は表彰台圏内を確保しました。

17S2クラスの表彰台。写真中央が混戦の中で冷静な走りを貫いて初優勝を挙げた森本圭選手(#7)、同左がバトルを制して2位でゴールした納冨桂選手(#20)、同右が3位に入賞した高橋誠選手(#28)です。

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