全日本スーパーモト選手権 開幕戦

掲載日:2015年05月08日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJSUPER MOTO JAPAN レーシングリザルト

S1プロクラスのヒート1では、ポールポジションの佐合潔選手(#1)が好スタート。レース序盤は、これを予選2番手の増田智義選手(#7)と予選4番手の森田一輝選手(#2)が追う展開となりました。

スーパーモトの日本最高峰選手権が開幕!
今季も全8戦の熱いバトルが繰り広げられる!

スーパーモト(=スーパーモタード)レースの日本最高峰シリーズは、今季からこれまでのフランス語由来となる「スーパーモタード」を英語呼称の「スーパーモト」に変更し、全日本スーパーモト選手権として開催されます。その開幕戦が、2015年4月26日(日)に愛知県の美浜サーキットで行われました。

このシリーズは、日曜日のみの1デイ開催で、今季は昨年と同じく年間8戦の設定。大会は、排気量290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシンが参戦するトップカテゴリーのS1プロ、アンリミテッド(排気量460cc以上の4ストロークマシン)とS1(290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシン)が混走するS1オープン、排気量175~250ccの4ストロークマシンと100~125ccの2ストロークマシンで競われるS2の、3クラスで構成され、S1プロクラスは1日に2回、ほかの2クラスは1回の決勝を行います。

昨年に続いて開幕の舞台となった美浜サーキットは、全長約1kmのロードコース。今大会のために特設のダート区間が増設され、さらにターマック上に小さなジャンプも設置されました。天候は晴れで、路面はドライコンディション。気温は21度まで上昇しました。

S1プロクラスでは、両ヒートで昨年度王者の佐合潔選手(#1)が優勝。S1オープンクラスでは古川和由選手(#18)が全日本初勝利を収め、またS2クラスは今年も大西健太郎選手(#9)が制しました。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01S1プロクラスの決勝レースで、両ヒート制覇を達成した佐合潔選手。予選をトップでクリアすると、決勝では序盤のペースをある程度にセーブして、終盤にアドバンテージを大きく拡大していきました。

02S1プロクラスの決勝レースで、両ヒートで2位となった増田智義選手。今大会では、増田選手が佐合選手に追いつける唯一の存在という雰囲気。しかし、粘りの走りを続けるも、引き離されてしまいました。

03今年からハスクバーナのマシンを駆る、ロードレース出身の濱原颯道選手は、S1プロクラスの両ヒートで3位表彰台に登壇。ヒート2では、1周目のダートで前を塞がれ、大きく出遅れるも追い上げました。

04S1プロクラスの決勝ヒート2では、3番手争いを繰り広げていた五十住洋佑選手(#14)と森田一輝選手(#2)が、ダートで接触転倒。これで後続が遅れ、佐合潔選手(#1)と増田智義選手(#7)のマッチレースに!

05S1プロクラスの決勝レースに、予選4番手から臨んだ森田一輝選手。しかし、ヒート1では途中でサイレンサーが脱落してリタイア、ヒート2は2度の転倒でマシンを大きく壊し、12位に終わりました。

06昨年途中のケガから復帰した、S1プロクラスの五十住洋佑選手。決勝ヒート1では、濱原颯道選手(#15)と表彰台をかけてバトルを繰り広げて4位に入賞。ヒート2は、転倒により14位と低迷してしまいました。

07S1プロクラスの決勝ヒート2で、4位入賞を果たした城取諒選手。昨年度はS2クラスに参戦して、シリーズタイトルを獲得。昇格後の初レースで、表彰台まであと一歩のところまで迫りました。

08S1プロクラスの表彰台は、両ヒートとも同じメンバーとなりました。写真中央が両ヒート制覇を達成した佐合潔選手(#1)、同左がともに2位入賞となった増田智義選手(#7)、同右が3位の濱原颯道選手(#15)です。

09S1オープンクラスの決勝レースでは、ポールポジションの川留健一選手(#7)が好発進。これを予選2番手の谷中一夫(#119)と同3番手の古川和由(#18)らが追う、順当なスタートとなりました。

10S1オープンクラスの決勝で、全日本初勝利を手にした古川和由選手。レース中盤に、トップを走っていた川留健一選手(#7)をパスすると、終盤に猛追してきた吉田和司選手(#45)を僅差で抑えました。

11S1オープンクラスの決勝で、2位に入賞した吉田和司選手。レース後半に川留健一選手(#7)をパスして2番手に浮上すると、ラストラップにはトップの古川和由選手(#18)に約0.2秒差まで迫りました。

12S1オープンクラスの決勝レースで、3位入賞を果たした川留健一選手。ポールポジションから臨みましたが、決勝の途中からエンジンの調子が悪くなり、最後は焼きつき。ゴールまでギリギリのところでした。

13S1オープンクラスの表彰台。写真中央が待望の全日本初優勝を挙げた古川和由選手(#18)、同左がわずかに届かず2位となった吉田和司選手(#45)、同右がなんとか3位に入賞した川留健一選手(#7)です。

14昨年、この会場で行われた開幕戦のS2クラスで、圧倒的な速さを披露した大西健太郎選手は、今年も同クラスに参戦。小谷咲斗選手(#35)に終盤まで粘られながらも、2年連続優勝を達成しました。

15S2クラスの決勝レースで、2位入賞を果たした小谷咲斗選手。レース中盤に、一度はトップを走る大西健太郎選手(#9)との差を縮めましたが、最後は「体力不足で……」と数秒及ばずのゴールでした。

16S2クラスで3位に入賞した原島剛選手。3番グリッドから好スタートを決めて、レース序盤は2番手を走行。しかし小谷咲斗選手(#35)に抜かれ、最後は桐明征一郎選手(#17)に迫られてのゴールでした。

17S2クラスの表彰台。写真中央が数秒の差を最後まで守り切って優勝した大西健太郎選手(#9)、同左が2位表彰台に登壇した小谷咲斗選手(#35)、同右が3位に入賞した原島剛選手(#37)です。

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