全日本スーパーモタード選手権 第6戦

掲載日:2013年09月27日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJSUPER MOTO JAPAN

S1プロクラスの決勝スタートシーン。コースレイアウトは、1コーナーの立ち上がり付近から、長いダートセクションが続く設定。1周目には各クラスで、スリリングな主導権争いが繰り広げられました。

S1プロクラスでは佐合潔選手のチャンピオンが決定!
残り2クラスのタイトル争いは最終戦へ!

シーズンはいよいよ終盤戦。スーパーモタードレースの日本最高峰シリーズとなる全日本スーパーモタード選手権の第6戦が、2013年9月15日(日)に熊本県のHSR九州で開催されました。

このシリーズは、日曜日のみの1デイ開催で、年間7戦が設定されています。大会は、排気量290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシンが参戦するトップカテゴリーのS1プロ、アンリミテッド(排気量460cc以上の4ストロークマシン)とS1(290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシン)が混走するS1オープン、排気量175~250ccの4ストロークマシンと100~125ccの2ストロークマシンで競われるS2の、3クラスで構成。S1プロクラスは1日に2回、ほかの2クラスは1回の決勝を行います。

今大会が行われた日曜日は、日本列島に台風が接近し、後にこれが上陸して甚大な被害を出しましたが、熊本県は台風の進路からはずれた事から、風は強く吹いたものの天候は曇り時々晴れ。最高気温は32度まで上昇しました。レースは、複数あるHSR九州のモータースポーツ施設のうち、全長2350mのサーキットコースが舞台。非常に長いダートセクションを追加し、ターマックセクションを一部ショートカットした、超ハイスピードな特設コースにて競われました。

S1プロクラスでは両ヒートで、地元・熊本在住の佐合潔選手(#1)が独走で優勝。これにより佐合選手は、シリーズタイトル獲得を決めました。S1オープンクラスでは千葉 智選手(#5)が、高本 雅実選手(#811)とのし烈なバトルを制して今季初優勝。S2クラスでは、中木 亮輔選手(#3)が独走で勝利を収めました。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01レース序盤から後続を引き離し、両ヒートで独走優勝を決めたS1プロクラスの佐合 潔選手。現在は熊本在住とあってコースをよく知る事に加え、今回は超高速設定に合わせたマシンづくりも行ってきました。

02S1プロクラス決勝レースの両ヒートで、接戦の2番手争いを繰り広げ、ヒート1では三苫 進選手(#5)を抑えて2位、ヒート2は最終ラップに増田 智義選手(#4)の逆転を許して3位となった金児 隆太選手。

03ヒート1はラストラップまで金児 隆太選手(#3)を追って3位、ヒート2はレース後半に単独走行となって4位でゴールした、S1プロクラスの三苫 進選手。第3戦欠場の影響で、ランキングは7番手です。

04S1プロクラス決勝ヒート1の表彰シーン。優勝した写真右の佐合 潔選手(#1)は、仲間から大量の水をかけられる手荒い祝福を受けました。2位となった写真左の金児 隆太選手(#3)も巻き添えに!

05S1プロクラスの決勝ヒート2では、ラストラップに増田 智義選手(#4)が金児 隆太選手(#3)を抜いて2位に入賞。増田選手は、ヒート1スタート直後のダートで転倒し、8位に終わりました。

06S1プロクラスの決勝ヒート1では4位、ヒート2では5位となった谷田部 高則選手。ヒート1は金児 隆太選手(#3)や三苫 進選手(#5)と2番手争いを演じ、最後まで逆転を狙いましたが、わずかに届きませんでした。

07S1プロクラスの決勝ヒート2表彰台。写真中央が、ヒート1に続いての優勝で今季のシリーズタイトル獲得を決めた佐合 潔選手(#1)。同左が、2位の増田 智義選手(#4)。同右が、3位の金児 隆太選手(#3)です。

08S1オープンクラスの決勝レースでは、千葉 智選手(#5)と高本 雅実選手(#811)が、レース序盤から最後まで、何度も順位を入れ替えるトップ争いを展開。し烈なバトルに、会場は大いに盛り上がりました。

09高本 雅実選手(#811)とのバトルを制して、今季初優勝を挙げたS1オープンクラスの千葉 智選手(#5)。最後は、高本選手からわずか0.286秒のリードを奪ってのトップチェッカーとなりました。

10S1オープンクラスの決勝レースで2位となった、地元ライダーの高本 雅実選手。何度もトップに浮上し、勝利を目前としていた事から、「この結果にはさすがに満足出来ない」と悔しそうな表情を見せました。

11S1オープンクラスの決勝3位となった青木 優治選手。ゴール順では新井 誠選手(#41)に最終周で抜かれて4番手も、新井選手はコースショートカットのペナルティで5秒加算となり、順位が繰り上がりました。

12S1オープンクラスのシリーズランキングトップで今大会に挑んだ吉田 雄一選手は、決勝で5位入賞。最終戦で11位以内に入れば、ランキング2番手の青木 優治選手(#3)が優勝しても、王者となります。

13S1オープンクラスの表彰台。写真中央が、今季初優勝を挙げた千葉 智選手(#5)。同左が、悔しい2位となった高本 雅実選手(#811)。同右が、ランキング2番手に浮上した3位の青木 優治選手(#3)です。

14S2クラスで勝利した中木 亮輔選手。ロードレース出身とあって、ハイスピードコーナーなどでその技術を生かし、8周の決勝レースでは1周目にトップへと浮上すると、そのまま後続を引き離しました。

15S2クラスで2位となった岸田 尊陽選手。優勝した中木 亮輔選手(#3)と同じく、ロードレースの出身。ターマックでのずば抜けたコーナリングスピードを生かし、3台による僅差の2番手争いを制しました。

16S2クラスのシリーズランキングトップでこの大会を迎えた輿水 拓弥選手は、このレースで5位に入賞。2番手の中木 亮輔選手(#3)と10ポイント差のランキングトップで、約1か月半後の最終戦に臨みます。

17S2クラスの表彰台。写真中央が、優勝した中木 亮輔選手(#3)。その写真左側に立つのが、2位に入賞した岸田 尊陽選手(#2)。中木選手の写真右側でカップを掲げているのが、3位の河野 信哉選手(#11)です。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

愛車を売却して乗換しませんか?

2つの売却方法から選択可能!

方法1.オークション

出品前買取相場が分かる!
3000社の中から最高入札店のみとやり取りで完結。

方法2.買取一括査定

業界最大級の加盟店数!
最大12社一括査定
愛車が高く売れるチャンス

メーカー

郵便番号

タグで検索