全日本モトクロス選手権 第7戦近畿大会

掲載日:2013年09月20日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJ レーシングリザルト

IA-1決勝ヒート1のスタートシーン。ホールショットを奪ったのは星野 優位選手(#166)。これを尾崎 友哉選手(#18)、小方 誠選手(#6)、小島 庸平選手(#4)らが追うカタチでレースがスタート!

IA-1では、1年目の星野優位選手が最高峰クラス初勝利!
IA-2でも、ヒート1でルーキーの能塚智寛選手が優勝!

全日本モトクロス選手権第7戦が、9月7日(土)~8日(日)に奈良県の名阪スポーツランドで開催されました。サンド質の路面を持つこのコースは、山の斜面を利用した、アップダウンの大きな土地にレイアウトされたハイスピードコース。路面は、レースウィークと決勝日午前中に降った雨の影響で、ハーフウェットコンディションが継続され、水を含んだ砂が固く締まった状態。このため、走行によってコース各所に深いワダチやギャップが発生。この攻略が好成績のカギを握ることになりました。

排気量450cc以下の4ストロークマシンが走る全日本トップクラスのIA-1では、30分+1周で競われる決勝のヒート1で、ホンダのサテライトチームから参戦する星野 優位選手(#166)が、最高峰クラスへのステップアップ1年目で初優勝を達成。ヒート2では、ここ数戦は不調が続いていたホンダファクトリーチームの成田 亮選手(#1)が、4大会ぶりの優勝を遂げました。

排気量250cc以下の4ストロークマシンがエントリーするIA-2では、カワサキに乗るIA1年目の能塚 智寛選手(#02)が、決勝ヒート1で初優勝。またヒート2では、ヒート1はマシントラブルで3位に終わった竹中 純矢選手(#39)が、雪辱を果たしました。

また、4ストローク150ccマシンと2ストローク85ccマシンが同じクラスとして混走するレディースクラス決勝では、ホンダ4ストロークに乗る竹内優菜選手(#4)が、前大会に続き優勝しました。

次戦は、10月5日(土)~6日(日)に、埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジで開催されます。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01今年から、全日本最高峰クラスのIA-1にステップアップした星野 優位選手。これまで、前大会ヒート1の5位入賞が最高位で、表彰台登壇すらありませんでしたが、ヒート1でトップを快走!

02IA-1の決勝で、ヒート1では星野 優位選手(#166)に逃げられるも2位、ヒート2では着実に走り切って3位表彰台に登壇し、両ヒート総合成績でトップとなったホンダファクトリーの小方 誠選手。

03IA-1決勝ヒート1で、序盤にトップ争いを繰り広げ、最終的には3位となったスズキファクトリーチームの熱田 孝高選手。ヒート2は、スタート直後のクラッシュに巻き込まれてリタイアしました。

04IA-1決勝ヒート1で、追いすがる小方 誠選手(#6)をレース終盤に振り切って、最高峰クラス初優勝を達成した星野 優位選手。チーム監督の佐藤 健二さん(写真左)らが、ゴール直後に出迎えました。

05IA-1決勝ヒート1の表彰台。中央が優勝の喜びを隠す事なくカラダいっぱいに表現し続けた星野 優位選手(#166)。写真左が2位入賞の小方 誠選手(#6)。同右が3位に食い込んだ熱田 孝高選手(#5)。

06IA-1決勝ヒート2で、今季第3戦ヒート1以来となる勝利を収めた成田 亮選手。ヒート1は転倒の影響で7位。ヒート2は、レース中盤に平田 優選手(#3)を抜いてトップに立ち、最後は独走しました。

07IA-1決勝ヒート2で2位に入賞した、ヤマハファクトリーチームの平田 優選手。レース序盤はトップを走り、2番手転落後も成田亮選手(#1)を追いましたが、少し力が及びませんでした。

08IA-1のシリーズランキングトップでこの大会を迎えた、スズキファクトリーチームの小島 庸平選手。ヒート1はレース後半に転倒、ヒート2はスタート直後に転倒し、8位/5位に終わりました。

09IA-1決勝ヒート2の上位3名。写真中央が、久しぶりの表彰台最上段に、我が子を抱いて駆け上がった成田 亮選手(#1)。同左が、2位に入賞した平田 優選手(#3)。同右が3位の小方 誠選手(#6)。

10IA-2決勝ヒート1で、スタート直後からトップを走行。中盤に2番手へと後退するも、竹中 純矢選手(#39)のマシントラブルにより、IA1年目にして初のトップチェッカーを受けた能塚 智寛選手(#02)。

11IA-2の決勝ヒート1で、2位に入賞した安原 志選手(#46)。IA昇格3年目にして、初の表彰台登壇を果たしました。ただしヒート2では17位に終わり、両ヒート総合成績では7位となりました。

12IA-2決勝ヒート1の表彰台。写真中央が、初めてのIA優勝に照れ笑いする16歳の能塚 智寛選手(#02)。同左が、IA初表彰台に登壇した安原 志選手(#46)。同右が、マシントラブルで3位となった竹中 純矢選手(#39)。

13IA-2の決勝で、ヒート1はトップを快走しながらも残り3周でマシントラブルにより失速して3位、ヒート2で雪辱を果たした竹中 純矢選手(#39)。ランキングはトップと3ポイント差の2番手!

14IA-2決勝ヒート2で2位に入賞した富田 俊樹選手。ヒート1は、スタート直後の転倒が響いて4位。シリーズランキングでは、2番手の竹中 純矢選手(#39)と3ポイント差のトップを守ります。

15IA-2クラスに参戦するスズキファクトリーチームの岡野 聖選手は、第4戦でのケガから今大会で復活。決勝ヒート1では10位に終わるも、ヒート2では3位に入賞して表彰台登壇を果たしました。

16IA-2決勝ヒート2の表彰台。中央が、開幕戦ヒート2以来となる全日本優勝を果たした竹中 純矢選手(#39)。写真左が、2位入賞でランキングトップを守った富田 俊樹選手(#40)。同右が3位の岡野 聖選手(#42)。

17前大会で全日本初優勝を達成し、今回のレースでも後続を引き離して独走で優勝したレディースクラスの竹内 優菜選手(#4)。6戦の有効ポイント制が採用されるランキング争いでも、より有利な立場に!

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