全日本スーパーモタード選手権 第2戦

掲載日:2013年05月31日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJ SUPER MOTO JAPAN

S1プロクラス決勝ヒート1のスタートシーン。3番グリッドからスタートした森田 一輝選手(#2)が、ポールポジションの三苫 進選手(#5)らを従えて1コーナーへと進入!

午前はドライも、午後はヘビーウェットに
S1PROでは森田 一輝選手と佐合 潔選手が勝利!

スーパーモタードレースの日本最高峰シリーズとなる全日本スーパーモタード選手権の第2戦が、2013年5月19日(日)に滋賀県の琵琶湖スポーツランドで開催されました。

このシリーズは、日曜日のみの1デイ開催で、年間7戦が設定されています。大会は、排気量290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシンが参戦するトップカテゴリーのS1プロ、アンリミテッド(排気量460cc以上の4ストロークマシン)とS1(290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシン)が混走するS1オープン、排気量175~250ccの4ストロークマシンと100~125ccの2ストロークマシンで競われるS2の、3クラスで構成。S1プロクラスのみ、1日に2回の決勝を行います。

今大会は、各クラスの予選とS1プロクラスの決勝ヒート1が行われた午前中は曇りでしたが、お昼休みから降雨となり、大粒の雨により午後は完全なウェットコンディションとなりました。

S1プロクラスでは、決勝ヒート1では森田 一輝選手(#2)と開幕戦両ヒート勝者の佐合 潔選手(#1)が、スタート直後からドッグファイトを展開。森田選手が勝利しました。しかし、ウェットコンディションとなったヒート2では、佐合選手が森田選手を振り切って独走で優勝しました。

また、S1オープンクラスでは、スタート直後にリードを拡げた木下 裕規選手(#4)、S2クラスでは序盤のバトルを制した大西 健太郎選手(#50)が、それぞれ予選2番手から勝利を収めました。

次戦は、6月23日(日)に福島県のエビスサーキットで開催されます。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01S1プロクラスの決勝ヒート1は、序盤から森田 一輝選手(写真右)と佐合 潔選手(同左)が、接戦のトップ争いを展開。佐合選手は、森田選手の背後で揺さぶりをかけ続けました。

02S1プロクラスの決勝ヒート1で勝利した森田 一輝選手。背後から佐合 潔選手(#1)のプレッシャーを受け続け、ときには並びかけられながらも、トップの座を死守しました。

03S1プロクラスの決勝ヒート1で2位となった佐合 潔選手。ラスト2周となった14周目のダートでエンストを喫し、トップの森田 一輝選手(#2)に引き離されてしまいました。

04S1プロクラスは、ドライコンディションが続いた場合、予選と決勝2レースを同じタイヤで走らなければならないレギュレーションです。こちらは、予選トップとなった三苫 進選手。

05S1プロクラスのヒート1で、中盤まで4番手をキープしながら転倒により後退した五十住 洋佑選手(#10)。ウェットコンディションのヒート2では、しっかり3位入賞を果たしました。

06S1プロクラス決勝ヒート1の表彰台。中央が優勝した森田 一輝選手(#2)、写真左が2位の佐合 潔選手(#1)、右が3位の三苫 進選手(#5)。この頃から、雨が降り出してしまいました。

07ウェット路面となったS1プロクラス決勝ヒート2で、独走優勝を決めた佐合 潔選手。今季すでに3勝目。モト1オールスターズ時代から含めて6度目のタイトルをめざしています。

08ドライ路面のヒート1とウェットコンディションとなったヒート2を、いずれも4位入賞でまとめた谷田部高則選手(#7)。この結果、両ヒート総合成績では3位となりました。

09S1プロクラスヒート2の表彰台。中央が優勝した佐合 潔選手(#1)、写真左が2位の森田 一輝選手(#2)、同右が3位の五十住 洋佑選手(#10)。同ポイントながら、総合優勝は佐合選手となりました。

10S1オープンクラスで優勝した、木下 裕規選手。予選2番手から好スタートを決めると、序盤から中盤にかけて独走。終盤はアドバンテージを生かした走りで、今季初優勝を得ました。

11S1オープンクラス決勝で2位に入賞した新井 誠選手。ドライ路面だったタイムアタックと予選レースでは圧倒的な速さを披露しましたが、決勝ではウェット路面に苦戦しました。

12S1オープンクラスの表彰台。中央が優勝した木下 裕規選手(#4)、写真左が2位の新井 誠選手(#41)、同右が3位の鶴岡 良行選手(#39)。鶴岡選手は、開幕戦優勝に続く表彰台登壇です。

13S2クラスのタイムアタックをトップで通過した岸田 尊陽選手は、レース形式の予選で転倒。決勝は17番手スタートとなりましたが、着実に追い上げて6位入賞を果たしました。

14S2クラスの決勝レースは、雨が強めに降る中でスタート。2番手グリッドに並んだ大西 健太郎選手(#50)がすばらしい反応をみせ、1コーナーへとトップで進入しました。

15S2クラスの決勝レース。予選トップの瀧川 貴士選手(#6)は、2周目に大西 健太郎選手(#50)からトップの座を奪いました。しかし、大西選手が翌周に再逆転してその後は独走。

16S2クラスで3位に入賞した輿水 拓弥選手(#46)。一時は3番手を走っていた金子 和之選手(#12)に引き離されましたが、終盤に逆転して2戦連続で3位表彰台に上がりました。

17S2クラスの表彰台。中央には、雨のレースで中盤以降に独走した大西 健太郎選手(#50)。写真左は、ドライ路面の予選ではトップだった瀧川 貴士選手(#6)。同右は輿水 拓弥選手(#46)。

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