掲載日:2013年05月20日 フォトTOPICS
文・写真/ダートライド編集部 取材協力/レッドブルジャパン
お台場でFMXというとマルチプレックスを思い出すが、今回のロケーションはあれを超えた。
2013年5月18日(土)、東京・お台場にあるフジテレビジョン本社前にあるイベントスペースで、国内外で活躍する日本人フリースタイルモトクロスライダーがデモランを披露しました。そもそも、我々メディア陣にも5月16日(木)の遅い時間に突然急ぎのメールが一通だけ届きました。そこには「緊急告知! RED BULL X-FIGHTERS OSAKA 2013を盛り上げるべく、5/18(土)の12:00、15:00の2回、お台場フジテレビ前のイベントスペースでフリースタイル・モトクロスのイベントを行います」とあるではないですか。この情報は同時に、一部の関係者の発信によりSNSを中心に瞬く間に広まり、翌日にはレッドブルジャパンからも公式な発表が出ました。
金曜日に、「この週末、しかも明日の土曜日にライダーが飛びますよ!」とは急だな、とも思い、正直お客さんの集まりに一抹の不安を感じました。ところが、まったくの杞憂。当日、現地に足を運ぶと、熱心なフリースタイルモトクロスファンが大勢詰めかけているではないですか。しかも、このフジテレビ施設は多くの観光客のルートや修学旅行生の定番スポットとなっているようで、独特なオーラを纏ったバイクの集団に出くわして足を止める人も多く、『これぞこんな突拍子もないロケーションでフリースタイルモトクロスデモを開催する最大の楽しさ!」とひとり合点しながら、取材の準備を進めました。
この日に集まったライダーは、鈴木 大助、加賀 真一、加賀 晃、釘村 孝太、上野 有己、鈴木 耕太、渡辺 元樹の7人で、この内の5人はレッドブル・エックスファイターズ 大阪 2013 日本人予選にも参加します。長く日本を始め海外でも活躍しているライダーから、新進気鋭のニューエイジも揃う豪華な顔ぶれ。フリースタイルモトクロスのMCでお馴染み、ワダ ポリスも登場し彼によるマイクマジックにより、集まった観客のボルテージも次第に上昇。そして、12時が少し過ぎたところで、豪華メンバーによるフリースタイルモトクロスデモンストレーションが始まりました。やや強く吹き付ける風もものともせず、錚々たるメンバーが数々の技をメイクしていきます。ラストにはメンバーの絆を感じさせるトレインまで披露され、20分強という短い時間でしたが多くの観客の目を楽しませてくれました。この後、15時からも同じデモランが開かれ、2回目もお台場が一瞬熱いるつぼと化しました。
レッドブル・エックスファイターズ 大阪 2013はいよいよ、6月1日(土)。この日以上の歓声と盛り上がりが、日本中を包み込む事でしょう。
※敬称略
01レッドブル・エックスファイターズ 大阪 2013にオフィシャルパートナーとしてMINIの参加も決まり、車両が展示された。
02MINIの向こう側に見える飛び出しランプは、レッドブル・エックスファイターズ特別仕様だ。
03ライダーたちのアプローチライン。まるで、フジテレビのビルに突っ込んでいくイメージ。
04着地ランプには故佐藤英吾選手が立ち上げたチーム、MXウィルスの名が入り、この日もみんなを見つめていた。
05印象的なフジテレビ本社ビルと、フリースタイルモトクロスバイクのコラボ。スペシャル過ぎる!
06時間と共に観衆が集まり始める。ずらりと並べられたバイクも壮観で、飛ぶ前から賑やかに。
07着地ランプからの会場イメージ。MINIの台数からも、飛距離の長さが分かるだろう。
08フジテレビビルを背にすると、そこにはゆりかもめのレールが見える凄いロケーション。
09フリースタイルモトクロスでのMCといったらこの人! ワダ ポリス参上。トークが冴える。
10時間が近づき、ライダーたちも着替えたりウォーミングアップをスタート。
11鈴木“ダイス”大助選手と、要チェックの濃さの“BANZAIマガジン 大阪城公園スペシャル版”。/p>
12ライダーたちが集まって何やら団らん。派手なヘルメットペイントもFMXの特徴。
13釘村“コータ”孝太選手。古くからFMXに挑戦し続けるライダーが、コースを見つめる。
14加賀“ブッパー”真一選手。元スズキファクトリーライダーという肩書きを持つ、オフスペシャリスト。
15ロープを掴んだマインダーと呼ばれるサポート役が、垂直に近い岩の上でマシンを待ち受けます。登りきれず滑落しそうになった場合、ここでマシンを捕まえ引き上げます。
16鈴木“ゴンタ”耕太選手。ニューエイジライダーのひとりで、日本人予選にも参戦する。
17ダイス選手。ラン前はきびしい眼差しだが、飛び出せば陽気な古参ライダー。
18ライダーたちが自分のバイクを動かし始め、いよいよデモランの開始だ。ボルテージが上がる。/p>
19純粋なモトクロスウェアスタイルだけでなく、半パンライダーが多いのもFMXの特徴。
20フジテレビジョン本社を前に、豪快なジャンプとトリックをメイク。ランが始まった!
21はじめから魅せていくライダーの面々。デモとはいえ、出し惜しみは一切なしだ。
22ケーオーディーをキメる、ゲンキ選手。FMXでは少数の4ストロークマシンを豪快に操る。
23他のライダーだって負けてはいない。バイクの上で逆立ちするどころか、身体を左右に振る!
24とうとう出た、バックフリップ! しかも片手を離すという、高難易度のメイク。
25特徴的なフジテレビ本社ビルとのトリックメイクのコラボは、一種独特。大阪城に負けない魅力がある。
26スーパーマンシートグラブをメイク。ここから身体を戻していくのだから、驚きだ。
27再びケーオーディースタイル。重たい4ストロークバイクをよくもまあ、これだけ振れる。
28豪快なウィップも披露。背景ビルのアングルを見れば、如何にとんでもない軌道を描いているか分かる。
29これまた、スーパーマンシートグラブ。バイクの姿勢といいライダーのスタイルといい、完璧!
30バックフリップしながらの、さらにハードメイク。日本のレベルは確実に上がっている。
31コース脇だけでなく階段から陸橋までお客さんで埋め尽くされ、FMXライダーのランを堪能。
32ワダ ポリスのMCもキレが増し、技の解説とともに会場のボルテージがさらに上昇。
33仮設されたフェンスをなぎ倒さんばかりの勢いで、コースサイドは観客で溢れ騒然。FMX!
34バックフリップだけでも凄いのに、そこから両手を離すという離れ業! 驚異的。
35これまた、この状態からバイクと身体が離れひねりもメイク。とんでもない動きだ。
36空に舞うバイクとライダー。五月晴れの元、ライダーの饗宴はまだまだ続く。
37決してカメラをおかしな向きにしているのではない。普通に空を見上げるとライダーはこの向き。
38バックフリップに難易度の高い技を加えたメイク連発で、観客のボルテージは最高潮!
39互いの信頼がないと不可能なトレインを、終盤に披露。7人が次々に飛ぶ。
40ライダーが連なって飛びながら、次々と技をメイクしていく様は圧巻だ。
41トレインだからと、技の難易度は下がらない。どんなシチュエーションでも魅せる!
42他のライダーが失敗したらそれこそ大惨事になる、トレインでのバックフリップ。レベル高し。
43わずか20分強のランだったが観客は大狂乱。華麗なトリックとパフォーマンスがFMXの最大の魅力だ。
44特装レッドブル ハマーの豪華な演出も、会場を盛り上げた。
45会場には、全日本モトクロス国際A級の増田 一将選手の顔も。垣根のない風通しの良さがイイ。
46ライダーたちへの歓声と称賛の声は止む事なく続き、惜しみなく注がれた。みな笑顔で満足。
47サービスカット。コータ選手がお花畑バックにちょっとメルヘン……。
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