全日本スーパーモタード選手権 第1戦

掲載日:2013年04月26日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJSUPER MOTO JAPAN

S1プロクラス決勝ヒート1のスタートシーン。2番グリッドからスタートした佐合潔選手(#1)が、ポールポジションの佐々木貴志選手(#101)を抜いて1コーナーへと進入!

全日本格式の新モタードレースシリーズが開幕!
最高峰のS1PROでは佐合潔が両ヒート制覇!

前年までのモト1オールスターズに代わるスーパーモタードレースの日本最高峰シリーズとなる全日本スーパーモタード選手権が、2013年4月14日(日)に千葉県の茂原ツインサーキットで開幕しました。

このシリーズは、日曜日のみの1デイ開催で、年間7戦が設定されています。大会は、排気量290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシンが参戦するトップカテゴリーのS1プロ、アンリミテッド(排気量460cc以上の4ストロークマシン)とS1(290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシン)が混走するS1オープン、排気量175~250ccの4ストロークマシンと100~125ccの2ストロークマシンで競われるS2の、3クラスで構成されています。

曇り時々晴れながら強風が吹き荒れる中で行われたこの開幕戦。S1プロクラスでは、モト1オールスターズ時代から数えて6度目のシリーズタイトル獲得をめざす佐合潔選手(#1)が、危なげない走りで午前と午後の2レースを制覇し、最高のカタチでシーズンインを果たしました。

また、S1オープンクラスでは序盤のバトルを制した鶴岡良行選手(#39)が勝利、S2クラスではタイムトライアルから決勝までの全セクションでトップに輝いた濱原颯道選手(#47)が優勝しました。

次戦は、5月19日(日)に滋賀県の琵琶湖スポーツランドで開催されます。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01S1プロクラスは、タイムトライアル形式の予選とふたつの決勝を、同じタイヤで走らなければならないレギュレーション。両ヒートを、佐合潔選手(#1)が序盤から牽引しました。

02茂原ツインサーキットのダートセクションは短めの設定。S1プロクラスの決勝ヒート1では、佐々木貴志選手(#101)と森田一輝選手(#2)がレース終盤まで2番手争いを展開!

03S1プロクラスの決勝ヒート1では、レース中盤に三苫進選手(#5)、終盤には五十住洋佑選手(#10)との激しいバトルを演じた赤嶺涼太選手(#9)が、4位入賞を果たしました。

04S1プロクラス決勝ヒート1の表彰台。中央は、優勝した佐合潔選手(#1)。写真左は、レース終盤に逆転して2位に入った森田一輝(#2)。同右は、3位の佐々木貴志選手(#101)。

05S1プロクラスのヒート2では、ヒート1で2位の森田一輝(#9)や4位入賞の赤嶺涼太選手(#9)が転倒で序盤に脱落。佐々木貴志選手(#101)と五十住洋佑選手(#10)が2番手争い。

06レース序盤にポジションを下げた佐々木貴志選手(#101)に代わって2番手の五十住洋佑選手(#10)を追ったのは、派手なドリフトが特徴の三苫進選手(#5)。しかし逆転ならず。

07S1プロクラス決勝ヒート2の表彰台。中央は、再びポディウムの頂点に立った佐合潔選手(#1)。写真左は、2位入賞の五十住洋佑選手(#10)。同右は3位の三苫進選手(#5)。

08S1オープンクラスの決勝では、木下裕規選手(#4)、谷中一夫選手(#119)、千葉智選手(#5)と、レース序盤5周の間に3名のライダーがトップに立つ混戦となりました。

09S1オープンクラスの決勝。レースが中盤に入った6周目に、千葉智選手(#5)を抜いてトップに立った鶴岡良行選手(#39)が、徐々に後続との差を拡大していきました。

1015周で競われたS1オープンクラス決勝で2位に入賞した千葉智選手。7周レース形式が用いられた予選をトップで通過しましたが、決勝は鶴岡良行選手(#39)に敗れました。

11S1オープンクラス決勝で3位に入賞した谷中一夫選手。2周目から5周目までトップを走行し、レース終盤には4台による僅差の3番手争いに加わり、表彰台の一角を確保!

12S1オープンクラスの表彰式。パラソルガールがいても容赦のないシャンパンファイトも、いわば全日本モタードの名物。優勝した中央の鶴岡良行選手(#39)を祝いました。

13S2クラスでは、タイムアタック、7周レース形式の予選、15周の決勝レースを、ロードレース出身で18歳の濱原颯道選手(#47)が完全制覇。圧倒的な速さで勝利を収めました。

14S2クラスの決勝レースでは、序盤に大場和樹選手(#10)との2番手争いを演じた中木亮輔選手(#3)が、後半になると単独走行でポジションをキープし、2位に入賞しました。

15S2クラスの決勝レースで、最終ラップに河野伸哉選手(#11)と大場和樹選手(#10)を抜いて3位に入賞した輿水拓弥選手(#46)。予選7番手からの躍進を果たしました。

16S2クラス決勝の3番手争いは超混戦に。集団の先頭で最終ラップに臨んだ河野伸哉選手(#11)は転倒し、大場和樹選手(#10)は最後で輿水拓弥選手(#46)に逆転されました。

17S2クラスの表彰台。中央には、他者を圧倒する速さを披露した濱原颯道選手(#47)。写真左は、2位に入賞した中木亮輔選手(#3)。同右は、逆転を決めた輿水拓弥選手(#46)。

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