掲載日:2013年04月08日 フォトTOPICS
文・写真/三上勝久 取材協力/JEC PROMOTIONS
スタートは1台づつ。1周4~8分ほどのコースでのタイムアタックとなる。
JEC(全日本エンデューロ選手権)のエントリー向けイベントとして開催されている、JEC LITES(ライツ)。ビギナーでも走りやすいコース設定とレース内容で、開催ごとに人気が高まってきているファンレースです。このレースの特徴は、JECと同じくタイムアタック形式のレースとなっている事。参加者は規定時間内に各クラス規定の周回数をこなせばよく、順位は各周回のタイムの合計で競う……、というスタイルになっています。
JNCCなどで一般的な90分耐久、3時間耐久スタイルとは異なり、ぶっ続けで走る必要はないので途中で休憩をとりながら1周1周のタイムアタックに集中する、というレーススタイルになります。これはラクではあるが、独特の難しさもあります。ミスなく、他のライダーより速く走らない限り勝てないわけで、「前に出て抑えれば勝てる」事もあるレースとは、また違う戦い方が求められるのです。
でも、これが一度はまると最高に面白い! 自分のタイムを1周ごとに確認しつつ、どうすればもう1秒詰められるか、ライバルよりも速く走れるか……。真剣に考えながら周回をこなすのは、それはそれでタフであり、また面白いのです。今季は7月7日に新潟・川西モトクロス場で、7月28日に大阪・プラザ阪下で、8月25日に福島県・白河エンジョイスポーツランドで行われるJEC LITES。JEC本戦とは異なりライセンスは不要、市販車での参加もOK、エントリーフィーも比較的低めに設定されているので、ぜひ一度参加されてはどうでしょうか?
01コースは、クロスパーク勝沼のモトクロスコースと、エンデューロコースを組み合わせたもの。ハイスピード&テクニカル。
02ゴール地点ではリアルタイムでタイムが表示されるので、自分のタイムをすぐに確認出来る。
03スタートフラッグを振ってくれたのは、CGCなどでも有名な「りんちゃん」。
04りんちゃん、スタイルバツグンです。でも、男性……!?
05ウッズコースからモトクロスセクションに戻ってきた、高師永潤(タカシエイル)くん。ミニクラス優勝の走り。
06メインストレート脇のテーブルトップジャンプは、手強い見せどころ。Bクラスの藤江広夢さん。
07きっちり飛びきるライダーは数少ない。#17はCクラス2位の福地貴史さん。クラス間違えた?
08同じくCクラス2位の福地さん。熱い走りで、スタイリングもキマっている。
09高師永潤(タカシエイル)くんは、ハスクバーナCR65で軽々と飛び切っていた。
10JEC(全日本エンデューロ選手権)同様、マシンは車検後、パルクフェルメ(車両保管)される。
11MCは、様々なイベントでおなじみの恩田さん。リアルタイムでの中継で、会場が盛り上がる。
12スタッフも本物のJECをサポートするスタッフがメイン。写真の平池さんも、もちろんライダーだ。
13パルクフェルメ、ステージなど、聞き慣れない言葉に戸惑ったビギナーもいたみたいだけど、じつはルールはカンタンだ。
14クラスごとに周回数が決められており、各タイムアタックのスタート前にチェックカードに周回が記録される。
15耐久エンデューロと異なり、時間に余裕があるので、各タイムアタックごとに休憩するライダーが多いパドック。
16ブリーフィングを行う、2009JECチャンピオン池田智泰。多くのJECライダー、スタッフらがボランティアで会場を盛り上げる。
17ダートスポーツなどでもおなじみのIA(モトクロスで国際A級)ワタライは賞典外で参加。さすがの速さをみせつけた。
18パドックにはマックオフ、KTMなどのテントが設置され、選手をサポート。
19KTMのテント内では、JECプロモーションによる雑誌の販売などもある。
20パルクフェルメでスタートを待つライダーたち。緊張が高まっていく瞬間。
21最初のスタートは4台ずつ、グランドスタートから出て行く。2周目以降は、自由にスタート出来る。
22ゲートに並んで、1台ずつオフィシャルの合図でスタート。
23キレのあるIAワタライの走り。この日、多くのライダーの中でさすが、別格だった。
24ヤマハ社員、チームWRの福岡直樹さんも負けない。ルーストを巻き上げる熱い走り。
25Aクラス優勝となった、岩鬼久重さんの走り。上りストレートのジャンプを、スピーディにクリアして行く。
26再び、チームWRの福岡さん。目線が見据える先は……。
27Bクラスのファイナルクロスでいい走りを見せてくれた、Gパンライダーの川島現さん。
28Aクラス優勝の岩鬼さん。速く見えないのも速く走るための秘訣?!
29この日の参加マシンは、外国車が多かった。ハスクバーナ WR144は山口雄治さん。
30最近のライダーは、みんなウェアもマシンも恰好いい! Bクラスの手塚英孝さん。
31KTMマシンも多く見掛ける。コース設定はライツなので、それほど難しくない。
32懐かしいヤマハのジャージで参戦は、B市販車クラスの望月顕治さん+TT250R。
33ゴールゲートもリッパ! な作り。ライツと言えども、環境や雰囲気は本物のJECそのもの。
34A、Bクラスに匹敵するタイムを出したエイルくん。素顔は普通の子供なのだ。末恐ろしい……。
35エイル君のマシン。ハスクバーナの65ccエンジンを搭載するミニモトクロッサーだ。
36オリンパス STYLUS 1 i.ZUIKO DIGITAL 70-200mm f/2.8 (182ミリで撮影/35mm換算) 絞りF3.5 1/500秒 ISO100
37クロスパーク勝沼は、勝沼インターのすぐ横の山にあって、見晴らし最高。気持ちイイ!
38規定時間内に規定周回を走ればいいので、パドックはのんびりムード。休みながら走れる。
39群馬から参加の園生忠さんも、「面白い! タイムを出すのが難しいけど」と大満足。
402ストロークマシンにビッグタンクという組み合わせが、エンデューロらしい。
41IAワタライさん。眠いわけではないと思う……。
42今年、長男の真成さん、次男の幸仁さんと共にISDE(INTERNATIONAL SIX DAYS ENDURO)に参戦する太田誠さん(写真左)。熱い走りでAクラス3位を獲得。
43ゼッケン#171はIAワタライのKX450F。パルクフェルメでは誰もマシンに触れる事が出来ない。
44懐かしいTT250R。車種を問わないのがライツの魅力のひとつである。
45太田さんのマシンは年式落ちのKTM125SXだが、よく整備・カスタマイズされており恰好イイ!
46これまた懐かしいKDX250SRとXR230。市販車クラスがあるので、マシンのバリエーションは豊富。
47タイムアタック終了後は、各クラス毎にファイナルクロスが行われる。これはCクラス。
48C市販車クラス優勝の青木太さんとKDX250SR。B市販車クラス優勝の望月さんとの熱いバトルが楽しかった。
49女性ライダーもちらほら。熱い走りを見せるのは、ウイメンズCクラス優勝の太田晴美さん+WR250F。
50ファイナルクロスは見るだけでも楽しい。会場の応援で。ライダーも盛り上がる!
51B+Cクラスのスタート。ファイナルクロスはモトクロス形式で横一線での同時スタートとなる。
52ファイナルクロスはどのクラスも楽しい。熱いバトルを繰り広げるのは、Cクラス9位の坪井七夫さん(前)と8位の藤巻晋平さん。
53Gパンで激走! しかも速かった! 川島さん。
54バッチリ決まってます。Bクラス20位の深沢優也さん。
55ファイナルクロスは、タイムアタックでのタイムで組み分けされる。なので、エイル君は大型のバイクと一緒のレースに。
56ファイナルクロスA組のスタート。バツグンのスタートを決めたのは、やはりIAワタライ。
57どんなセクションも、モトクロスで培った経験で難なくこなす。
58ジャンプの飛距離と微妙にマシンを寝かすのも、元モトクロスライダーならでは。
59Aクラス3位の太田さんも。イイ走りを見せる。
60入賞者にはトロフィ、副賞も用意された。こういうプレートタイプも悪くない。
61ミニクラス。左から、2位の保坂修一さん、優勝の高橋永潤くん、3位の飯塚竜之介さん。
62ウイメンズCクラス。2位の渡辺久恵さん、優勝の太田晴美さん、3位の手塚信子さん。
63C市販車クラス。2位の若井英一さん、優勝の青木太さん。
64Cクラス表彰式。上段左から2位の福地貴史さん、優勝の藤江広夢さん、3位の五島敬三さん。手前左から、4位の小林さん、5位の高石さん、6位の井上さん。
65B市販車クラス優勝は、望月顕治さん。
66Bクラス。上段左から、2位の三島丈志さん、優勝の山銅則夫さん、3位の深山智秋さん。手前左から4位の関さん、5位の栃本さん、6位の伊藤さん。
67KTM賞も! KTMでの参加者全員の中で総合上位の深山さんが、KTM提供の賞品をゲット。
68Cクラス優勝の藤江君は、ブリヂストンのタイヤをゲット。
69Aクラスは、2位鈴木慶司さん、優勝が岩鬼久重さん、3位太田誠さん。
70クロスパーク勝沼は、都内から1時間30分ほどで行ける楽しいマウンテンコース。オーナーの青柳さんほか、楽しい仲間が待ってます。ぜひみんなで行こう!
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