掲載日:2015年06月29日 オフロードアイテムレビュー
写真/酒井 一郎 レビュワー/栗原 守睦
レビュワーは身長163cm体重73kg。普段のライディングジャケットは余裕のある作りだとMサイズ、細身のシルエットだとLサイズを着用。今回のジャケットはMサイズ。キツさは感じない程よいフィット感でウエアのバタツキは少ない。肩、肘、背中にパットを装備しつつ着心地は軽い。上半身とくに肩まわりが動かしやすく、ダートでボディアクションを大きめに取るのも楽だった。
気になるのはメッシュジャケットとしての涼しさ。エアパーカはナイロン生地をメインにし、メッシュを部分的に配置したスタイル。一見すると腹部、腕の外側、腰まわりのナイロン生地部分に熱がこもりそうに感じる。だが、時速10km程度でも空気が脇、肩、背中を通り抜け暑さは皆無。ウエアとライダーの身体の隙間をぬい、涼しい空気が内側を循環してくれる。
ただし、メッシュ部分は空気の流入量を変えられず、ジャケット内の細かな温度調節は苦手。風を通さないインナーもしくはレインウエアなどを用意しておくと、高原など寒暖の差が大きい場所でも安心だ。
RSタイチの人気定番商品であるパーカスタイルのジャケット。冬用のモトレックウインタージャケット、通年着用可能なソフトシェルオールシーズンパーカ、防水仕様のWRパーカと種類も豊富だ。
そのニューフェイスとしてメッシュを採用したエアパーカが2015年の春夏モデルから加わった。アウトドアジャケットのようなスタイルながら、部分的にメッシュ素材を使用。気温の高い時期に快適に着られる作りになっている。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
ナイロン生地とメッシュ部分とでカラーが切り替えられアクセントになっている。オールメッシュにせずナイロン生地を使うことで、アウトドアジャケットのようなシルエットを手に入れた。エリはアゴにかかる程度とやや高め。ベンチレーションホールが開けられる。
背面もナイロン生地とメッシュ部分とでカラーが違うが、唯一肩甲骨周辺は同色。スッキリとした見た目だ。
通気性の高いメッシュ。ナイロン生地、メッシュ部分ともに伸縮性はないが、しなやかな生地のため運動性は高い。
ジャケット内側のほぼ全面にT-DRYを採用。RSタイチオリジナル素材・T-DRYは、高い水分蒸散性をほこり、すぐれた通気性との相互作用で、ドライな着心地を実現。
標準装備された肩、肘、背中のプロテクターは、熱がこもらないよう軽量なメッシュタイプ。オプションでより衝撃吸収効果の高いCE規格をパスしたプロテクター(※メッシュではないタイプ)に変更できる。
フードはエリの後ろ側にある面ファスナーと、エリ前側の樹脂パーツで取り付けられている。高速走行で風の影響を受けやすい場合には簡単に外せる。
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