掲載日:2015年06月05日 オフロードアイテムレビュー
写真/酒井 一郎 レビュワー/栗原 守睦
身長163cm、体重74kgでお腹がぽこっと出た体型のレビュワーが普段着ているジャケットサイズはM。今回着用したXCRジャケットもサイズこそ同じMだが、国産メーカーのLサイズに相当するフィッティング感だ。
ただし、プロテクターを装着した上から着るのであれば、Lサイズを選ぶといいだろう。
フロントフラップはマグネットで止めるため、厚手のウインターグローブをしたままでも開閉は簡単。さらに、ジャケット裏地に吸湿発散性メッシュライナーを使い腕の滑りがいいため脱ぎ着は非常に楽だ。
腕の内側と背中にはストレッチ素材が使われ、ライディングフォームをとったときはもちろん、バイクの取り回しでも腕や背中が突っ張ることはなかった。強度の必要な袖口、前腕、肩、肘には厚めのナイロン生地を用いたタフな作り。このおかげで高速走行でもウエアの不快なバタツキもない。
インナーを持たない作りだが防風性能は高いため、保温性のあるダウンインナー等を着用すれば厳寒期でも充分着用できるだろう。
アメリカを代表するオフロードブランドであるムースレーシングが設立されたのは1986年のこと。高品質で最高のパフォーマンスを、一般ライダーからレーサーにいたるまで幅広く提供している。
その用品はレース用ウエア、一般アパレル、ブーツ、ハードパーツ、工具など多岐にわたる。ハードな使用に耐えうるアウタージャケットも数種類ラインナップされており、XCRジャケットはその中で最も運動性に長けた製品である。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
エリは高めの作りで、ネックウォーマーを用いなくても首からの風の進入をシャットアウトしてくれる。エリの内側には肌触りのいいフリースを使用。
ベンチレーションは胸、ワキ、サイドにそれぞれ2カ所ずつ、腰上に1ヵ所所、合計7ヵ所に設置。開口部には止水ファスナーを使い、雨などの進入を防ぐ。ワキのベンチレーションがいちばん大きく、肩甲骨付近まで伸びている。気温に応じてベンチレーションを開閉し、保温インナーをそこに組み合わせれば春、秋、冬と3シーズンに渡り着られる。
腕の内側、背中部分にはストレッチ素材が使われる。透湿防水性能を持ち、いかなる気象条件でもウエア内をつねに快適に保つ。
腰のベンチレーション下に、ウエアが収納できる袋を装備。着用しない場合にはウエストバッグ形状にコンパクトにまとめられる。
ボディ、アームホールともにユッタリ目な作り。普通体型ならいつも着用してるサイズより、ワンサイズ小さいものを選んだ方がいいだろう。ポケットは腹部左右と左胸の3ヶ所。
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