掲載日:2015年06月01日 オフロードアイテムレビュー
写真/酒井 一郎 レビュワー/栗原 守睦
オフロードバイク乗りであれば、パンクに備えタイヤ交換のノウハウは心得ていたいもの。しかし、結構体力を使う作業でもある。そこで効率よく作業が行なえるという、ビードブレーカー付きタイヤチェンジャーを使いタイヤ交換をしてみた。
ホイールをバイクから外し、タイヤチェンジャーにホイールをセットする。空気とムシゴムを抜き、バルブ部分のナットを外す。そうするといよいよビードを落とす作業となる。
通常ならばタイヤレバーを使いホイールの内側にビードを落としていく。しかし、このタイヤチェンジャーならばビード落としはあっという間。タイヤとリムの境目にビードブレーカープレートの位置を合わせ、レバーを動かすだけ。テコの原理で、軽いチカラで面白いようにビードは落ちていく。
しかも、ホイールをシャフトで固定しているため、ホイールを少しずつ回転させビードを落とす作業ができるのだ。ビードをタイヤレバーを使いリムから出す作業も同様、ホイールを簡単に回転できるため、効率よく行なうことができた。
メンテスタンドや工具セット、ビードブレーカー、タイヤチェンジャーなど、バイク整備で必要となる道具をラインナップするUNIT。リーズナブルな価格設定ということもあり、サンデーメカニックにはうれしいブランドだ。
今回テストしたのは、ビードブレーカー付きタイヤチェンジャー。同ブランドより別体になっている商品もリリースされているが、タイヤ交換をスマートにこなすのであれば2つの機能を有した同製品がおすすめである。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
ビードを落とすためのレバーは長さもあり、軽いチカラでビードが落とせる。レバー部分の重さは約2.5kgあるが、重さはさほど感じない。
ビードブレーカープレートはホイールサイズに応じて位置を変更可能。プレート上部の蝶ボルトを手で締め込むことで、位置がずれないよう固定できる。
厚さ約4mm、幅約11cmのビードブレーカープレートは、タイヤのRに沿うよう微妙に湾曲した形状。
プレートの先は確実にタイヤを捉え滑らないよう凸凹が付く。
製品はチェンジャー部分とアーム部分がボルトで組み付けられている。組み立て分解も容易にでき、使用しないときにはコンパクトに収納できる。なお、ホイールのアクスルシャフト部分にはめるシャフトはφ16mm。車種によってはシャフトにはまらないものもあるため注意が必要。その場合にはシャフトを外し、ホイールが動かないよう足などで固定してタイヤ交換作業をすることになる。
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