掲載日:2015年05月18日 オフロードアイテムレビュー
写真/酒井 一郎 レビュワー/小川 浩康
レビュワーの身長は173cmだが、厚手のインナーウエアを着用することも考慮してLサイズをチョイスした。結果的に正解だったようで着丈はちょうどよく、袖は若干長く感じたが、ライディングポジションをとるとジャストサイズだった。
このジャケットを着てまず感じたのが、着心地の柔らかさと軽さ。ベストタイプのインナーなので腕がゴワゴワせず、シッティングとスタンディングポジションを交互にとってみてもボディアクションが妨げられず、その時に重さを感じなかったからだ。
また、テスト当日は最高気温16度とやや暖かかったこともあって、ベストタイプでも寒さはまったく感じなかった。その後、運動量が増えてきて暑さを感じたが、腕のベンチレーションを開ければ、すぐに走行風が入ってきて涼感が得られた。
背中の大型ベンチレーションを開ければ、夏のツーリングでも着用できるのが分かる作りだった。厳冬期は別売りのインナーウエア装着で対応するとのことだが、SSF期はこれ一着で余裕で対応できる作り込みになっていた。
伝統的なブリティッシュスタイルのライディングジャケットに、ラフ&ロードのノウハウを詰め込んだジャケット・RR7106ゴアテックス®SSFアウトバックジャケットFPが登場した。SSFとはSpring、Summer、Fallの略で、ベンチレーション機能で夏に対応し、標準装備のインナーベストで春先から晩秋まで対応、さらに別売りのインナーウエアに換装すると真冬でも着用できる拡張性を持っているのが特徴となっている。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
左袖にはスマートフォンが収納できるポケットと別売りのコインホルダー対応ポケットを装備。大きく開くベンチレーションとリフレクターは両腕に装備される。
胸、肩、肘、脊椎を保護するパッドが標準装備。弾力性があり、着心地を妨げない。
標準装備の着脱式インナーベスト。これ単体でも着用できそうなしっかりした縫製と保温性を持っている。
背中上部には大型のベンチレーション。その下にはサイド挿入式ポケット、さらにその下にはタンデムライダーも使いやすい大型ポケットを装備。
前面からの走行風を取り入れやすくするVベント機能。このVベント機能と袖のベンチレーションはバイクから下りることなく操作できるので、林道走行中に暑さを感じてもすぐに対応することができる。後続車や対向車に注意するのは無論だが。
インナーベストを装着した状態での着用図。最新の高機能さと伝統的なスタイルが調和した大人っぽいデザインに仕上がっている。
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