排気量1,600ccの車両まで始動が可能なコンパクトタイプのバッテリーブースター

掲載日:2014年11月25日 オフロードアイテムレビュー    

カスタムパーツからウエアまで、さまざまなバイク用品を開発販売しているデイトナ。同社がリリースする商品は便利で使いやすいだけでなく、安全性にも充分配慮されているため、安心して使用できるのが美点。近年の電池の進化から、モバイルバッテリーが小型化されより安価な製品も見かける。しかし、ジャンプスターターは緊急時に使う製品だからこそ、もしもの時に使えないと意味がない。本当に使えることを目的に作られたのが、このコンパクトジャンプスターターなのだ。

 

写真:楠堂 亜希/レビュワー:栗原 守睦

 

 

[ レビュー ]

充分にバッテリーが充電されていたとしても、林道でスタックして頻繁にセルを回すようなことになれば、バッテリー上がりの危険性が高まってくる。この危険を回避するための商品がデイトナのコンパクトジャンプスターターだ。

 

テストは車載しているバッテリーがほぼ放電してしまったXR230に接続して行なった。といっても、使い方は極めて簡単。コンパクトジャンプスターターの本体にブースターケーブルを接続し、そのケーブルをバッテリーの上がったXR230のバッテリーへと接続するだけ。その状態でXR230のセルを回したらすぐにエンジンが始動した。注意したいのは、ケーブルはバッテリーのプラス側から接続することと、ジャンプスターターにケーブルを接続した状態でプラス側とマイナス側のクリップ部が触れないようにすること。

 

もっとも便利に感じたのは、スマホなどの充電にも使えることだ。バイクに乗る機会が少ないユーザーも日常使いできるとなれば、充分に元を取ることはできるだろう。

 

 

[ アイテム詳細 ]

バッテリー本体だけでなく、ケーブルやバッテリーを充電するキットなどすべてが含まれ、それがコンパクトなポーチに収まっている。林道ツーリングでも携行しやすいサイズだ。

 

バッテリー本体の大きさは、一般的なスマートフォンと同程度で、やや厚みがあるくらい。バッテリーはリチウム電池を使用。高電圧が得られ、超寿命。自己放電しにくい特徴を持つ。車載バッテリーとの接続は12V鉛バッテリーのみ対応。リチウムフェライトのバッテリーには使用できないため注意!

 

ブースターケーブルの接続箇所や、スマホなどと接続するUSBポートは本体の片側にまとめられる。

 

6,000mAhの容量をもつバッテリーは、iPhoneなら2回ほど充電が可能。出力は2.1Aあり、タブレットの充電にも対応できる。

 

懐中電灯としても使用可能なLEDライトが取り付けられている。バッテリー残量は青色LED4つで表示され、100%、75%、50%、25%の4段階で確認できる。

 

[ ポイント ]

スマホなどの電子機器の充電にも使えるマルチな仕様

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/DAYTONA

製品名/COMPACT JUMP STARTER

価格/1万2,500円(税抜き)

販売元/デイトナ

重量/200g

サイズ/縦120mm×横70mm×高30mm

出力/12V/5V、2.1A

電池容量/6,000mAh

瞬間最大電流/400A

セット内容/バッテリー本体、ブースターケーブル、ACアダプター、DCソケット、収納ポーチ

 

 

[ お問い合わせ ]

デイトナ

TEL/0120-60-4955

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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