長時間履いていても疲れにくいロングツーリング向けブーツが登場

掲載日:2013年08月27日 オフロードアイテムレビュー    

ライディングブーツを代表するメーカー・ガエルネ。そのガエルネが、ロングツーリングやアドベンチャーツーリング向けのブーツ「ジー・ミッドランド」をリリースした。一頭の牛から限られた量しか取れないフルグレインレザーに、ガエルネ独自の防水・透湿生地3Dドライテックを組み合わせ、雨天走行にも対応。スネには樹脂プロテクターを内蔵し、カカトにはプラスチックプロテクターを装着するなど、安全性も高められた一足になっている。

 

写真/酒井 一郎 レビュワー/小川 浩康

 

 

[ レビュー ]

レビュワーはガエルネEDプロの26.5cmを愛用しているが、ジー・ミッドランドはEDプロより丈が短く作られていることもあり(全高実測値32cm)、手に持っただけで軽さが体感できた。

 

実際に履いてみてもガエルネフーガ(850g)と重量感は変わらないように思った。スネには樹脂製プロテクター、カカトにはプラスチック製プロテクターが装備されているが、履き心地に硬さは感じられず、前後方向の足首の動きもスムーズだった。EDプロも慣らし不要だが、このジー・ミッドランドも買ってすぐに使用できる。

 

また、防水・透湿生地の3Dドライテックを使用しているが、気温の高い夏日でもブーツ内の不快な蒸れは感じなかった。EDプロと比較すると薄手に作られていて、歩行しやすさはジー・ミッドランドが一枚上。プロテクション性はEDプロに譲るが、ヒザにはヒザカップを装着できる余裕があるので、各自で適宜対応したい。操作性と歩行性のバランスがよく、ツーリング向けの仕上がりなのが体感できた。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]ブーツ内側には耐熱仕様のスエード革を使用。滑り止めパターンがプレス加工されている。

 

[ 2 ]つま先にはカップ型のガードを内蔵し、その上にシフトパッドが装着されている。路面と接触しやすい小指部分には厚めの合成皮革を縫い付けている。

 

[ 3 ]ブーツ内装は立体ハニカム素材を採用し、適度なサポート性で心地いい装着感を提供。ロングツーリングでの疲労を軽減してくれる。

 

[ 4 ]ふくらはぎ部分には伸縮性のある生地を配置し、フィット感を高めている。前後方向の動きは妨げず、左右方向は余分な動きをしないサポート力を発揮。ライディングシューズのような装着感ながら、ブーツらしいサポート感が得られる。

 

[ 5 ]ダボス社製ブロックパターンソール。グリップ力がよく、適度な柔軟さがあるので歩きやすい。

 

[ 6 ]バックルは2箇所。ストラップベルトは3mm単位で調整できる。

 

[ ポイント ]

シューズの気軽さとブーツの安心感を両立

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/GAERNE

販売元/ジャペックス

製品名/G-MIDLAND(ジー・ミッドランド)

重量/1,100g(26.5cm片足)

カラー/ブラック

サイズ/25.0cm~28.5cm(5mm刻み。これ以上のサイズは受注輸入)

素材:フルグレインレザー、ガエルネ3Dドライテック

価格/3万7,800円

 

 

[ お問い合わせ ]

ジャペックス

TEL/03-3773-7633

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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