アウターフレームを設計し直して広い周辺視野を確保したゴーグルが新発売

掲載日:2013年08月20日 オフロードアイテムレビュー    

ケン・ロクスン、チャド・リードといったトップライダーに、クリアな視界を提供してきたFOXのメインプロゴーグルがフルモデルチェンジ。これまでよりアフターフレームを大きく設計し、その角度も見直すことでより広い視野を確保しているという。UVを100%カットし、曇り止め・傷防止加工が施されたレキザンレンズを装備し、飛び石や木の枝などから目を保護し、長時間のレースでもストレスを軽減してくれるのが特徴になっている。

 

写真/酒井 一郎 レビュワー/小川 浩康

 

 

[ レビュー ]

アウターフレームを大きくしたことで、レンズ幅を8%拡大し、視野角も4%増大。視野全体で30%向上しているという。確かにレンズは大きくなっている。しかし、顔側の開口部はそれほど大きく感じなかった。これはフェイスフォーム(スポンジ部分)が影響しているからだろう。3層からなるフェイスフォームの厚みは19mmあり、この厚みが開口部を狭く見せている。また、フレームの前後方向の幅もメガネ対応モデル並みで約20mmある。こうしてゴーグル装着時の目とレンズの距離を長めに取ることで、視野が開けていくような装着感になっていた。

 

また、フェイスフォームに厚みがあることで、ゴーグルストラップをきつめにセットしても顔が痛くならず、隙間のないフィッティングも実現していた。アライVクロス3、ショウエイVFX-Wといったヘルメットとのマッチングも良好。テスト当日は気温30度と暑く、レンズの曇りはチェックできなかったが、額にかいた汗がゴーグル内に浸入しないのは確認できた。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]大きく設計されたアウターフレーム。アウターフレーム上部の左右に設けられた黒いパーツはエアインテーク。走行風を取り入れてレンズの曇りを防止する。

 

[ 2 ]アングルも見直されている。フレーム前後方向の幅を広く取り、レンズを曇りにくくしている。開口部がタイトなので、メガネの着用は厳しそうな印象。3層のフェイスフォームが砂埃や汗をシャットアウトしつつ、顔とのフィッティング性を高めてくれる。

 

[ 3 ]ゴーグルストラップ幅は54mmで、中央部分に滑り止めのシリコンが配置されている。しっかりとテンションをかけられるので、ダート走行時の不快なズレがない。

 

[ 4 ]水を沸騰させ、その湯気にかざしてみたが、レンズはほぼ曇らなかった。敢えて曇らせてみても、一瞬で曇りは消えてしまった。またレンズにはティアオフレンズ装着用のピンが立っているが、視界を妨げたり、ストレスを感じることもなかった。

 

[ 5 ]取り外し可能なノーズガードを標準装備している。

 

[ ポイント ]

フィット感がよく、クリアな視界を提供してくれる

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/FOX

販売元/ダートフリーク

製品名/AIRSPC(エアスペック) ゴーグル

重量/153g(編集部実測値)

カラー/カモ、キラレッド、ポリッシュドブラック、ブルー/ホワイトフェード、ベスティレンス、アンコールブラック/ホワイト、アンコールチャコール、トレーサーグラファイ、トレーサーブルー、トレーサーイエロー

価格/8,400円~1万1,550円

 

 

[ お問い合わせ ]

ダートフリーク

TEL/0561-86-8301

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索