軽量リプレイスサイレンサーとして人気のバレル4-SにCRF250L用が登場

掲載日:2013年02月12日 オフロードアイテムレビュー    

排気効率の向上と排圧バランスを追求し、全回転域でのパワーアップを実現しているデルタバレル4サイレンサー。そのコンセプトを継承しつつ、より厳しくなった排出ガス規制・騒音規制をクリアするために特殊2層構造のグラスウールを採用しているのがバレル4-Sサイレンサーだ。そのバレル4-SサイレンサーにCRF250L用が追加ラインナップ。純正の半分以下となる重量を達成しつつ、最新の規制をクリア。高回転の抜けのよさと低中回転のトルク感を両立しているという。

 

写真/酒井一郎 レビュワー/小川浩康

 

 

[ レビュー ]

デルタにはリニアなレスポンスと扱いやすいパワー特性実現に貢献する「トルクヘッドパイプ」というエキゾーストパイプもラインナップしているが、今回はスリップオンサイレンサーとしての乗り味をチェックするために純正エキゾーストパイプに装着した。

 

バレル4-Sサイレンサーは車種毎のフィッティングが考慮されているので、装着はまさにボルトオン。ゆっくり作業しても30分かからずに交換完了できるはずだ。

 

アイドリングしてみると、「パタタタタッ」という硬質で、歯切れと抜けの良いサウンドを奏でた。それから河川敷コースを走行してみると吹け上がりの軽さを体感できた。また、ノーマルサイレンサーの半分以下の重量になっていることもあり、リヤまわりの挙動は明らかに軽く、ピックアップが向上した乗り味だと感じられた。高回転まで回すと排気音も大きくなったが、ストレスを感じるレベルではない。低速トルクも犠牲にならず、バレル4-Sサイレンサーらしい軽さを体感できる乗り味を継承しているのが分かった。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①ステンレス製ミッドパイプの内部にはキャタライザー(触媒)を装備。有害物質を規定値内に収めてくれる。

 

②ミッドパイプを純正エキゾーストパイプに装着し(純正ガスケットを使用するので事前に用意しておく)、サブフレームの取り付けステーと仮留め。

 

③ミッドパイプにアルミ製サイレンサーを差し込み、同梱のスプリングをセット。車種毎にフィッティングされているので、車体側の取り付けステー位置とピッタリ合う。各部を増し締めすれば装着完了。ノーマルサイレンサーの取りはずしを含めても、30分ほどで作業終了できるだろう。

 

④ノーマルサイレンサーと

 

⑤デルタバレル4-Sサイレンサー。騒音規制をクリアしつつ、サイレンサー容積が小さくなっているのが分かる。大幅なパワーアップは体感できなかったが、軽量化とピックアップ向上は体感できた。低速トルクを損なわずにマシン挙動を軽く感じることができるので、オフロード走行に効果的な仕上がりと言える。ただしサイドカバーは装着不可となるので、タンデムには注意したい。

 

[ ポイント ]

ピックアップがよく、軽さを体感できる乗り味

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/DELTA

販売元/ダートフリーク

製品名/バレル4-Sサイレンサー

価格/4万4,940円

重量/2,230g

素材/サイレンサー部A6063アルミ、ミッドパイプ部SUS304ステンレス

仕様/平成22年騒音規制適合、近接排気音87.0dB(出荷時)、加速走行騒音79.0dB

適合車種/CRF250L、XR50MOTARD、XR230、XR250/MOTARD/BAJA、TRICKER、SEROW250、XT250X、WR250R/X、KLX125、D-TRACKER125、’01-‘07KLX250/D-TRACKER、’08~KLX250/D-TRACKER X、DR-Z400SM

 

 

[ お問い合わせ ]

ダートフリーク

TEL/0561-86-8301

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索