掲載日:2012年07月24日 オフロードアイテムレビュー
AMA SXチャンピオンのライアン・ビロポート、全日本MX IA1で快進撃を続ける成田亮選手など、トップカテゴリーでその実力を証明しているダンロップのモトクロスタイヤ「ジオマックス」シリーズ。新たにマッド路~サンド路用mx-11が登場し、ハード路用mx-71、ミディアム路用mx-51、ソフト路~マッド路用mx-31と合わせて、オールレンジラインナップが完成した。mx-11はmx-31よりも柔らかい路面に特化しているのが特徴だ。
[ レビュー ]
テストは内山裕太郎選手に依頼。WR450Fに19インチリヤホイールを装着し、爺ヶ岳スキー場特設コースを走行し、そのインプレッションを語ってもらった。路面はソフトな土、雨の後のマディ、ウッドチップをメインに走行し、ハード路面やガレ場も試してもらった。「サンド、マッドをターゲットにしていますが、ビードが硬いということもなく、装着作業にコツは要りませんでした。タイヤパターンは前後でかなり異なっていますが、フロントは横滑りしにくく、リヤは加速時のグリップを重視しているのが体感できました。とくにリヤはパドルタイヤを装着したようなグリップ力を発揮してくれます。また、ブレーキング時は前後ともに腰砕け感がなく、高い制動力を発揮してくれます。コントロール性がすごくいいタイヤだと思いました。短い時間でのテストでしたが、排泥性も良好で、タイヤに重さを感じることもありませんでした。硬い路面も通過できるので、エンデューロにも向いているタイヤだと思いますので、ぜひ18インチを設定してほしいですね」
[ アイテム詳細 ]
①フロント用のmx11F。角を落としたブロックは、それぞれ間隔をあけて配置されている。
②対してリヤ用のmx-11のブロックは、一列になるように配置。そのパターンはパドルタイヤをイメージさせるが、実際にサンドやマッドではパドルタイヤ並みのグリップ力を発揮するという。長円形のくぼみは排泥性を高めるためだろう。
③柔らかいウッドチップ路面でも良好なグリップ力を発揮し、ブレーキング時の食いつきもいい。「SUGOやテージャスランチのマディのヒルクライムも確実に上っていけます。サンドのビーチレースもいいですね。もちろん、そういった路面のモトクロスコースも最適です」と内山選手。現在はフロント、リヤともにフルサイズモトクロッサー用の1サイズのみ。エンデューロレーサー、ミニモト用ラインナップも早々にほしいところ。
[ ポイント ]
横滑りしにくく、確実なグリップ力を発揮してくれる
[ 製品情報 ]
メーカー/DUNLOP
販売元/ダンロップ
製品名/mx-11F/mx-11
価格/オープンプライス
重量/3,300g(mx-11F)、4,700g(mx-11)編集部実測値
サイズ/80/100-21 51M(mx-11F)、110/90-19 62M(mx-11)
[ お問い合わせ ]
TEL/0120-39-2788
[ 記事提供 ]
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