日常的にバイクに乗っているスタッフにより開発されたセーフティベストが日本に上陸

掲載日:2012年07月17日 オフロードアイテムレビュー    

社員のほとんどがライダーであるというオランダの新進ウエアメーカーMACNA(マクナ)。日常的なライディングを通じて、ライダーが本当に必要とするライディングギアを開発している。このベストはマクナ独自の反射素材を本体にプリントし、雨天時や夜間の被視認性を格段に向上するのが特徴となっている。敢えてベスト形状とすることで、さまざまなアウターウエアに合わせられるのも特徴となっている。日本へはガエルネでおなじみのジャペックスが導入している。

 

写真/酒井一郎 レビュワー/小川浩康

 

 

[ レビュー ]

テストは日中から夜間まで、交通量の多い幹線道路から、交通量が少なく街灯も少ない郊外の道路までを走行。同行の取材スタッフと被視認性を確認しながら行った。

このベストはマクナ独自の反射素材がプリントされているので、ベスト自体が発光するわけではない。ヘッドライトや街灯の光を受け、その光を反射することで被視認性を向上する仕組みとなっている。それなので、光を受けていない時の夜間走行では、バイクのテールランプでライダーの存在を確認できるという感じになる。しかし、路面の凹凸でヘッドライトの光軸が上向きになったり、街灯の下を通過した時には、反射素材が明るく光り、長めにあけた車間距離でもハッキリと目視することができた。また、ベストの色自体が蛍光イエローとなっているので、交通量の多い日中の幹線道路でもかなり目立っていた。被視認性向上には確かな効果があると言える。ちなみにマクナ社のあるヨーロッパでは、こうしたベストの着用は当然と言えるほど定着しているという。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①銀色に反射しているのがマクナ独自の技術で開発された反射素材。これをベスト本体にプリントしている。

 

②ベスト裏地はメッシュ生地として、暑い時期でもサラッとした着心地を提供してくれる。

 

③④日中の着用状態。撮影当日は薄曇りだったが、蛍光イエローが映えているのが分かる。左胸にポケットを装備している。サイズはM。生地の強度があるため、多少張りを感じるが、不快な着心地ではない。自転車乗車時にも着用できる。

 

⑤一般的な車間距離を取り、ハイエースの運転席から撮影した夜間の着用状態。ヘッドライトだけで、これだけ光を反射する。当然のことながら、バックパックを背負ったり、リヤバッグを搭載すると被視認性が下がる。また、蛍光色は紫外線に当たると退色していくので、保管時は直射日光を避ける。

 

 

 

[ ポイント ]

被視認性向上に確実な効果を発揮。着心地もいい

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/MACNA

販売元/ジャペックス

製品名/VISION 4 ALL ベスト ナイトアイ

価格/7,980円

重量/300g(Mサイズ編集部実測値)

カラー/蛍光イエロー

サイズ/S、M、L、XL

素材/ポリエステル100%

 

 

[ お問い合わせ ]

ジャペックス

TEL/03-3773-7633

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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