防水性と強度は街乗りやツーリングで威力大

掲載日:2011年08月02日 オフロードアイテムレビュー    

米軍の厳しい要求を満たす性能を実現した世界一の完全防水バッグWATERSHEDの日本への導入をデグナーが開始した。

 

写真/酒井一郎、長谷川徹、田島真一  レビュワー/石井正美、小川浩康

 

 

[ アイテム紹介 ]

アメリカ軍が求める性能を実現することで、実際にアメリカ軍に納入されている完全防水バッグWATERSHED(ウォーターシェッド)。アメリカ現地生産を行っている純アメリカンプロダクツで、ラフティングやカヌーといった水を使うスポーツでは人気のブランドになっている。
その人気の秘密は防水性の高さ。異なる素材を何層も重ねた特殊なナイロン生地は、紫外線や温度変化による劣化やひび割れがないのが特徴で、その生地は針と糸を一切使わず、特殊な製法により圧着されている。これにより圧着強度が劣化することなく完全防水を実現。また開口部は食品保存用パックのようなジッパーを採用し、水深100m の水圧でも開くことがないという。バッグを空気で膨らませた状態で密閉すれば、浮き輪としても使用できるという。
そして、この生地の強度と完全防水性がツーリングバッグとしての使いやすさになる、ということに着目した京都のレザーショップ、デグナーが日本への導入を開始。ツーリングシーズンに向けて本格的な販売を始めたのだ。

 

 

[ レビュー ]

今回はダッフルバッグシリーズの容量30L モデルChatooga(チャトゥーガ)をテストした。デイリーユースからワンデイツーリングでは30Lがおすすめというアドバイスに従ってのチョイスだ。
バッグにはカッパ、500Lペットボトル、ツーリングマップ、車載工具程度の携帯工具を入れた。バッグ本体にDリングが装着されているので、テンションコードを使用すればリヤフェンダー上に簡単に固定できる。しかし、デイリーユースでの使い勝手をチェックしたかったので、このChatooga に個人所有のショルダーストラップを装着し、街中と河川敷ダートを走行してみた。
走行中に荷物がずれることがあったが、バッグ内部にはポケットや仕切りがないので仕方のないところ。今回の荷物程度では容量的にまだ余裕があるので、インナーウエアやウエスなどを入れることでズレ防止と
したい。また撮影時には雨が上がっていたけれど、テスト当日は断続的な小雨。バッグ表面は雨で濡れていたけれど、バッグ内部への浸水は全くなかったのが確認できた。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①ナイロンにポリウレタンコーティングを施した素材は、何層にも重ねられている。日光や温度変化による劣化がないヘビーデューティな仕上がりとなっている

 

②そうした生地には縫い目が一切ない。企業秘密の特殊な圧着を行うことでバッグ本体の強度を高め、完全防水を実現しているという

 

③開口部を開くには親指でハンドルを持ち、両手でS字を作るようにジッパーを曲げる。両方のハンドルが写真のように一直線上になるのがベストポジション

 

④それぞれのハンドルを外側に引けばスムーズに開く。この方法以外では開けにくく、無理に開けると防水機能を損なうので注意

 

⑤空気で膨らませたバッグは浮き輪としても使うことができる。15、25、30、70、105、138というサイズ容量がラインナップされている

 

 

[ 商品情報 ]

WATERSHED

 

Chatooga

価格/1万4490円

重量/750g(編集部実測値)

カラー/ブルー、ブラック、イエロー、レッド、フォリッジ、クリア

サイズ/タテ240mm×ヨコ480mm×幅250mm

素材/ナイロン/ポリウレタンコーティング

容量/30L

 

 

[ お問合せ ]

デグナー

TEL/075-501-7137

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

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