コツも力も不要ですばやく簡単に固定できるタイダウンベルト

掲載日:2011年12月27日 オフロードアイテムレビュー    

Klimから簡単にすばやく固定でき、コンパクトに収納できるラチェット式タイダウンベルトが登場。自動ロールアップ機能やラチェット式の採用により、トランポ積載時の車両固定のわずらわしさを軽減している。

 

写真/酒井一郎  レビュワー/小川浩康

 

 

[ アイテム紹介 ]

快適なオフロードツーリングをサポートするギアを多数リリースしているアメリカンブランドのKlim。日本上陸から間もないが、精力的にラインナップを拡大し、今回ラチェット式タイダウンベルトを新発売することになった。
タイダウンベルトは、トランポにバイクを積載するのに欠かせないアイテムで、オフロードライダーにはポピュラーな存在と言えるだろう。バイクのサスを縮めたタイミングに合わせてタイダウンベルトを締め込むという操作方法自体は簡単でありながら、すばやく確実に固定するには慣れやコツが必要となり、またタイダウンベルトも複数本必要になるという面がある。
そんなわずらわしさを解消するために、Klimはレバーを上下させるだけでバイクを固定できるラチェット式を採用。タイダウンベルトの余分なたるみをなくす自動ロールアップ機能も搭載することで、すばやい固定も可能にしている。バイクを固定しないときもタイダウンベルトを巻き上げてくれるので、コンパクトに収納できるのもメリットだ。

 

 

[ レビュー ]

バイクを固定するには、ハンドル下にあるリリースレバーを引き上げながら、ハンドルをリリース位置にセット。するとタイダウンベルトを引き出せるようになる。引き出したタイダウンベルトは自動ロールアップ機能が絶えず巻き上げようとするので、余分なたるみが出ない。無駄に引き出しすぎるのを防げるので、実際に使用してみると誰でも便利さを体感できるだろう。フックをトランポとマシンに引っかけたら、ハンドルをリリース位置から解除し、あとはハンドルを上下させるだけ。バイクのサスを自分で縮めることなくテンションをかけられ、しかも一般的なタイダウンベルト以上にがっちり固定できた。ハンドルをストッパー位置に合わせれば作業は完了だ。
リリースレバーは指1本で引き上げられ、ハンドルの動きもスムーズ。力を入れることなく作動でき、操作性はかなりいい。また、ラチェット部分もプラスチックパーツでフルカバーされているので、この部分を持ちながら操作できる。実際に使用するときの扱いやすさを熟慮した作り込みになっているのが体感できた。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①ハンドルの下にあるのがリリースレバー。リリースレバーを引き上げながら、ハンドルをこの位置に合わせるとタイダウンベルトを引き出せる

 

②このタイダウンベルトを使用するには、別売り(2個セット・1399 円)のカーゴバックルSフックアダプターを装着する必要がある。発注ミスを防ぐためにも、このアダプターを装着した状態で販売してほしい

 

③マシンの傷付きを防ぐカーゴバックルソフトループフックコンバーター(2個セット・999 円)もラインナップ

 

④フルカバーボディなので手で持ちやすく、ハンドル操作しやすい

 

⑤トランポとマシンにフックをかけた状態。余分なたるみがないのが分かる

 

⑥その状態からハンドルを5~6回上下させれば、ガッチリ固定できる。一度体験すると止められない便利さだ

 

 

[ 商品情報 ]

Klim

CargoBuckle Retractable Tie-Down Systems

価格/8999円(2個セット)

重量/620g(1個・編集部実測値)

ベルトサイズ/長さ182cm×幅5cm

耐荷重/500kg

 

 

[ お問合せ ]

スピードスポーツ

TEL/011-378-1509

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

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