ホンダ アフリカツイン
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ホンダ CRF1000L アフリカツイン – 再生か?新生か? ニュー・アフリカツイン!

掲載日:2016年08月26日 試乗インプレ・レビュー    

テストライド/東福寺保雄 写真/長谷川 徹 まとめ/小川浩康、櫻井伸樹
※この記事はオフロードバイクマガジン『GARRRR(ガルル)』360号掲載記事を再編集したものです
※記事の内容は雑誌掲載当時のものです(GARRRR vol.360 2016年4月発売)

HONDA CRF1000L Africa Twin Details

国内最終モデルとなる1999年アフリカツイン(型式名RD07)と比較すると、全長+5mm、全幅+25mm、全高+45mmとわずかにサイズアップ。排気量は+256ccだが、車重は-2kg(MT仕様)と同程度に収まっている。これがスリムさを感じさせてくれる。

MT仕様のエンジン。直列2気筒を採用することで、エンジン背面へのバッテリー搭載が可能になった。V型エンジンよりもマスの集中化と低重心化が進められている。

DCT仕様のエンジン。クランクケース前方にある四角のユニットがDCTを作動させる油圧機構。MT仕様より若干エンジン幅は増える。両仕様ともに270度位相クランクを採用。不等間隔爆発は、エンジンのパルス感とトラクション性能の向上に寄与している。

MT仕様は1ダウン5アップの6速。シフトペダル操作には節度感がある。

DCT仕様はシフトペダルを装備していない。

スクリーン中心部に通気口を設け、両横にも隙間を設定。スクリーン前後の圧力差を減らすことで、スクリーンを大型化せずに、ウインドプロダクション性能を大幅に向上。車体前方の視認性もいいので、ダート走行時も安心。CRF450RALLYで得たノウハウが生きている部分。ヘッドライトには高輝度LEDを装備し、クリアで明るい視界を確保。向かって右はハイビームで、ロービーム時は消灯。

左は後輪のABS解除スイッチ。リアロックが可能になるので、ブレーキターンできる。停車時のみ変更操作が可能。右のG-スイッチはDCT仕様のみに設定。オンにするとクラッチ容量に余裕が生じ、クラッチがスパっと繋がる設定になる。アクセル急開時にもダイレクトに反応するので、テールスライドやフロントアップなどの姿勢変化がやりやすくなる。

ハンドルホルダーはラバーマウントされ、不快な振動を低減する。

MT仕様のクラッチレバー。ワイヤータイプだが、レバー操作は軽い。グリップホルダーにはトラクションコントロールのセレクトスイッチがある。

DCT仕様のレバーはパーキングブレーキ用。従来のDCT仕様から操作性を大幅に改善。

CRF450RALLYと同様のタテ配列ネガ液晶メーター。

DCT仕様のアクセルホルダーにはDモード/Sモード切り替えスイッチ、ATモード/ MTモード切り替えスイッチが設置。Dモードは走りやすさと燃費のよさを両立し、Sモードはエンジンパワーを生かしたスポーツ走行に適している。Sモードは3レベルに設定でき、レベル2が従来のDCT仕様のSモード設定。レベル1は控えめで早めのシフトチェンジ、レベル3はよりスポーツ性を追求し、各ギヤを引っ張ってからシフトチェンジする。

フロントブレーキはダブルディスク。

リア18フロント21インチバイアスタイヤ、インチラジアルタイヤ。ともにチューブタイプ。オフロード走破性とオンロードでの快適性を両立したタイヤサイズはオフロードライダーにとっての黄金律。

φ45mm倒立フォークはストローク量230mm。プリロード、伸び側圧側の減衰力調整機構を備えたフルアジャスタブル。同じくフルアジャスタブルのリアサスは220mmのストローク量。プリロード調整は工具不要のダイヤル式。

MT仕様のリアディスクブレーキ。

DCT仕様にはスイングアーム下側にパーキングブレーキが装着される。

車体左側のメインフレーム下に車載工具を収納。その奥側にバッテリーを搭載している。

タンデムグリップを兼ねたリアキャリアを標準装備。

標準装備のETCユニットはシート下に設置。

ダート走行に備え金属製アンダーガードを標準装備。

歯切れのよさと重厚感を演出するマフラーは3室構造。ツインらしいサウンドを奏でる。

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