カワサキ KLX110L
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カワサキ KLX110L – 125ccの利点は足着き性だけじゃない

掲載日:2011年04月20日 試乗インプレ・レビュー    

125ccの利点は
足着き性だけじゃない

遊べるミニモトとして絶大な人気のKLX110。今回インプレッションしたKLX110Lは、そのパワーアップ版といえる。サスペンションストロークを伸ばし、大人も納得のスペックへと変貌を遂げたのだ。オフロード遊びを身近にしてくれるマシンの実力をチェックしてみた。

カワサキ KLX110Lの特徴

カワサキ KLX110Lの画像

ちっちゃいけど足長
遊べるミニ!

ミニモトといえば、かつては80ccクラスのモトクロッサーのことを指していた。だが、ここ最近はキッズマシンをカスタムして楽しむ大人のレースが流行してきたため、ホンダCRF50FやヤマハTTR50E、スズキDR-Z50などを「ミニモト」と呼ぶのが一般化してきた。

カワサキはこのジャンルに110ccのパワフルなエンジンを搭載したKLX110をリリースしているが、2010モデルではサスペンションを伸ばすことで大きくイメージチェンジを図ったLモデルを追加。フロントフォークのストロークは110mm→140mm、リヤのホイールトラベルは107mm→132mmとなり、想定ライダー体重は約70kg。ノーマル状態で大人が乗っても不安のないスペックだ。

カワサキ KLX110Lの画像

「攻める気になるねー、ちっちゃいくせに」と笑顔でインプレッションしてくれたのは石井正美氏。

「車格の小ささから、ちょっと甘く見て走り出すと、エンジンのパワーにビックリするくらい走るね。さすがレーサーっていうフィーリング。ちっちゃくて軽いから振り回し放題なんだけど、ホイールベースの短さとタイヤの小ささ、それからエンジンのパワーによって、想像以上に回っちゃう(笑)。でも、そこがまたおもしろいな」

Lモデルという追加ラインナップは、体格の大きなキッズと、大人のオフロードビギナーをもターゲットとしている。また、マシンの改造も楽しみたいミニモトファンにとって格好のベースモデル。まさに、誰でも乗れる、誰でも楽しめるファーストバイクとしての位置づけがピッタリとはまる。
 

「さすがにポジションがちょっとキツいなぁとは思うけど、それをどうこう言うバイクじゃないか(笑)。誰でも乗りやすいのは間違いないし、オフロードの楽しさをわかってほしいなぁっていうときに『ちょっと乗ってみなよ』って言いやすいバイク。サスペンションのストロークに余裕があるってことは、それだけ危険も少ないってことだからね」

成長途中のキッズから、オフロード初体験のビギナーライダー、コアなミニモトファンまでを満足させてくれるKLX110L。ナメてかかろうが、本気でかかろうが、とにかく楽しいオフロードモデルであることは間違いない。

カワサキ KLX110Lの詳細写真は次ページにて

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