掲載日:2018年10月11日 試乗インプレ・レビュー
取材協力/ヤマハ
試乗ライダー/渡辺 学 写真/長谷川徹 まとめ/小川浩康
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月刊ガルル vol.390』に掲載された内容を再編集したものです。
クロスカントリー・エンデューロのハイエンドモデルYZ450FXがフルモデルチェンジ。フレームはモトクロッサーYZ450Fと同一だが、エンジン締結部の剛性を独自チューニングし、エンデューロ向きの剛性バランスを実現。エンジンもエンデューロでの走破性・扱いやすさを狙った専用セッティングが施されている。また、樹脂製8・2L燃料タンクを搭載しつつ、車体全体では2018モデルから約3kgの軽量化を果たしている。
「ドカンとパワーが出てこないので、エンジンはYZ450Fよりマイルドに感じますね。前後サスもYZ450Fより柔らかいし、全体的に扱いやすさを感じる仕上がりです。燃料タンク容量も増えているので、JNCCなら1回給油でいけると思いますよ」と、渡辺選手はエンデューロモデルらしい乗り味になっていると高評価。
「とはいっても450なので、高回転はかなりパワフル。ここ一番のダッシュ力はあるので、レースで乗るならそのパワーをコントロールできるライダーの体力やスキルも必要になクります。さらに、マイルドなエンジン特性は車体の挙動もマイルドにしていますが、ウッズやガレ場などのタイトセクションでは車体の重さとして感じることもあります。サンドやゲレンデといったハイスピードコースや、ラリーなどの広いコースを走るほうが楽しめると思います。パワーチューナーでマッピング調整し、モードスイッチで乗り味を切り替えたりと、コースコンディションや疲れた時に乗りやすさを感じられるのも、2019モデルのYZ450FXのメリットですね」
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